今回は「自社の価値を探るための、お客さまの考えを引き出す効果的な取材方法」をテーマにお伝えしていきます。
目次
取材では顧客の見た自社の価値を探る
取材相手としては1~2組では個人差に左右されますし、5組ともなると逆に情報が多すぎて整理しにくくなります。
まずは3組くらいが適当です。
「どうお願いしたらいいかわからない」という方もおられるかもしれませんね。
「いつもお世話になっております。ただいま業務改善のための取り組みを行っております。当社をより良くするためにお話をお聞かせ願えませんか」
こんな風に率直に申し入れれば、よほど忙しい人でない限り、喜んで協力してくれるはずです。
施主にしてみれば、わが家を建ててくれた会社には潰れて欲しくないですからね。
効果的な質問のやり方
「なに?」と「なぜ?」を使って、掘り下げる。
例えば、
質問:ここまで、何で来られましたか?
回答:電車できました。
質問:なぜ、電車にされたのですか?
回答:道が混む時間帯で、時間がかかるので・・・。
しかし、なぜ?なぜ?を繰り返すと尋問のようになります。
「どうして」
「どのように」
「どんなところが」
様々言葉を使って、
お客さまの考えを引き出しましょう。
投稿者プロフィール
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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。
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