NNA株式会社では、短期インターンシップの受け入れをおこないました。私たちの会社は大阪南森町でランチェスター戦略の1位づくり戦略コンサルティングや経営塾、SNSマーケティングの運用支援など、中小企業の唯一無二の強さを引き出す経営や営業支援を中心に行っています。

インターンシップの期間は令和6年3月5日から3月15日の2週間です。
今回、熊本出身で18歳のインターンシップ生を冨岡くん受け入れました。学生から社会への最初の扉となる機会ですから、社会人としての基本的な考え方や行動を学んでもらいたいとプログラムを考案しました。
インターンシップの教育は2つのことに絞りました。

2つのことを決めた

それは、「教えないこと」と、毎日、ひとつテーマを決めて実践してもらう2つです。

教えないこと

学校という環境では、答えが定められた問題に直面することが多いです。しかし、社会に出たときは、自分自身で考え、行動を起こさなければならない状況が待っています。その際、正解は一つではありません。指示を待つのではなく、自ら考え、行動する力を身につけることが重要です。そのために、自分で考える力を養うための場を提供したいと考えました。
その目的を達成するために重視したのは、質問を投げかけることと、自ら問いを持つことでした。私たちは、日常的な行動や選択に対して「なぜ？」と問いかけることの重要性を理解しました。例えば、「なぜハガキを書くのか？」や「掃除をするとき、どのような気持ちで取り組んでいるのか？」といった具体的な質問を通じて、自分自身の行動の目的を深く考え、意識的な行動を促しました。

テーマを1つ与える

私たちは、毎日一つのテーマを設定し、そのテーマに沿って全ての行動を行うことの重要性を伝えました。例えば、「時間を定めて行動する」「常に相手よりも少し元気な声と笑顔で接する」「両親に感謝の手紙を書く」など、具体的な行動指針を示しました。この取り組みは、日常生活において自分自身で大きなテーマを設け、そのテーマに従って1日を過ごす習慣を身につけることを目的としています。

インターンシップ期間中、彼は毎日両親にハガキを書いていました。これは、両親から受けた深い愛情に対して、どのように感謝を表現し、どのようなメッセージを伝えることができるかを考える良い機会でした。私たちはその過程をそばで見守り、支援しました。

その他の取り組み

また、以下のような様々な取り組みを実施しました：

• 朝礼の価値観共有で哲学書を輪読した。
• ラジオ体操は全力で取り組んだ。
• 1分間の自己紹介を学び実践した。
• 名刺の代わりにプロフィールシートをつくった。
• 内勤営業育成のセミナーに参加した。
• クレーム対応のレポートをCANVAで作成した。
• ユーチューバーと野菜販売店へ取材に行った。
• ChatGPTを使用してミーティングを体験した。
• 初めて議事録を作成した。chatgptの議事録と比べた。
• アプリを用いてプレゼン資料を作成した。
• 問いの答えを考え続けた。
• 美味しいお茶の淹れ方を学んだ。
• 多くの社長さんと名刺交換し、ハガキを書いた。

1日の終わりには必ず振り返り報告をもらう。

たった2週間の期間でしたが、彼の成長は目覚ましいものがありました。その実感は非常に強いものです。彼は非常に素直な性格をしており、どんなことに対しても深い探究心を持ち、物事に一生懸命に取り組む姿勢がありました。彼がこれほどまでに素直で、学ぶ意欲に満ちているのは、彼のご両親が彼を非常に大切に育ててこられたからだと感じます。

そして、最後には彼を教育していた私自身が、この経験から最も大きな学びを得ることとなりました。もっと素直な心を持ち続けたいと思います。そして、彼との別れが少しだけ寂しいです。