

1位づくり戦略コンサルタント
佐藤 元相 さとう もとし
プロフィール
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ニックネーム
げんさん
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好きなこと
日本の山城巡り
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出身地
大阪府
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好きな食べ物
げんてんのお好み焼き
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仕事で一番得意な事
相手の1番の強みを見つけること
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好きな言葉
常に明るく前向きに
氏名と使命
自己紹介いたします。
名前の由来
漢文の先生だった私の祖父が「元相」という名前をつけてくれました。
人を元気にするような影響力のある男になって欲しいという願いが込められています。
相手を元気にする男
氏名が私の使命となっていることに、びっくりしています。
趣味
大好きな事を記しました。
・山城跡&石垣巡り 日本の山城では高取城(奈良)が一番です。
・モーグルスキー 八方尾根によくいきました。今も時折攻めに行きます。
・ウォーキング 大阪城公園を歩くのが好きです。
・漫才 いとしこいし師匠が好き(1年間弟子入りしました)
・読書 戦国時代の小説 国盗り物語(著 司馬遼太郎)
・好きな食べ物 お好み焼き(げんてん)串カツ(鈴屋)鮨(奴すし)
志の原点
中学生一年生の頃、お寿司屋さんでアルバイトをしていました。
ある日、皿洗いをしていたら、大将が「げんちゃん それが終わったら、自転車で昨日の出前の桶を回収して来てくれるか」と桶とお寿司の代金を集金をしてくるように言われました。
「ハイ!」
元気よく返事をしましたが、桶の回収と集金は初めての経験でした。
大将から、帳面を渡され開くと、お客さんの名前と住所と金額を書かれていました。
私は、お客さんの住所を地図で確認しながら、鉛筆でチラシ裏の白紙にカンタンな集金ルートの地図を描きました。
大将は「『こんにちは!山海寿司です』大きな声で挨拶するんやで。
お金をいただいたら、お客さんの顔を見て『ありがとうございます』としっかり言うんやで」演技を交えて商売の基本を教えてくれました。
私はお釣り用のお金が入った巾着袋をカバンに入れて自転車に乗りました。
それから30分ほどで、桶の回収と集金を終え戻り、集金したお金を入れた巾着袋を大将に渡すと「えらい早いな!」と言って大将はパチパチとソロバンでお金の集計を始めました。
私は回収したすし桶を洗っていると、「御苦労さん。お金ぴったりあったよ!」
座敷のテーブルに半分腰掛けながら大きな声で言った。
「なんでそんなに早く回収できたんや?」
大将は私に尋ねました。
当時、私は毎朝、新聞を配達していて近隣の土地勘があることや、効率よく配達する方法を集金に応用したと大将に伝えると大将は大きな手で「げんちゃん えらいなぁ」と言って頭をなでて誉めてくれました。
月末になって給料日。
お金の入った茶封筒を開けてみると、思っていた金額よりも多かった。
時給単価が30円アップしていた。
うれしかったなぁ。
あのときのことは今でも覚えています。
大将に「ありがとうございます」お礼を伝えると、「げんちゃん 頑張りや」と大将は笑顔で
励ましてくれました。
私は商売の本質をこのとき学びました。
もうあれから45年が経ちました。
先日、改めてすし屋のあったところへ行くと、懐かしいあの頃の雰囲気はなく、店は無くなっていて、数件の家が建っていました。
すし屋は随分前に店を閉めたようです。
競合店ができたことや、お客さんが減って、商売がうまくいかず、店を閉めたのだと知りました。
大将のお店は小さかったけれど、お客さまへの思いは大きかった。
競争には負けたかもしれないけれど、私の心に教訓は活かされている。
あの時、笑顔で誉めてくれた大将の顔を思い出すと寂しい気持ちになりました。
私が今こうしてあるのも、あのときアルバイトでいろいろと教えてくれた新聞配達のことや、寿司屋の体験が私を支えてくれていると信じています。
もし、今の私がタイムマシンに乗ってあの当時に戻ることが出来るのならば、お世話になった大将にありがとうと感謝の気持ちとランチェスター戦略を伝えサポートしてあげたい。
だからこそ、今、私ができることは、大将と同じように、地域で頑張る小さなお店の経営者を支え応援することだと思っています。
それが大将への恩返しになる。
私は今も、大将に「よく頑張ったなぁ」と誉めてもらいたい。
だからこそ誠心誠意、一生懸命に取り組んでいる。
小さな会社、お店を元気にするため、私は全力で支えていきたい!
それが私の使命です。