今回は「自社にとって理想のお客さま像を把握する方法」をテーマにお伝えしていきます。
目次
自社にとってのいいお客さんとは?
自社にとっての人々の関心が集まるのは「1番」だけ。
しかし「地域で1番」は、すぐには実現できません。
ただ、どんなに不景気だとはいえ、どんなに受注が減ったとはいえ、あなたには、すでに顧客がいらっしゃるはずです。
まずは、実際に自社の価値を認めて、お金を払ってくださっている顧客の方々の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
「なぜウチを選んでくれたのか」
「どういう点が長所であり、どういう点が短所であるのか」
私たちのもっとも知りたいことを教えてくれるのはお客さまです。
ただし、取材対象とするには誰でもいいわけではありません。
「いいお客さま」である必要があります。
理想のお客さま
あなたにとっての「いいお客さま」とはどんな存在でしょうか?
「一緒に仕事をして楽しかった」
「多くの人に自社を紹介してくれる」
「見学会によく来てくれて意見を出してくれる」
「お金の支払いがいい」…
色々な価値観があることと思います。
自社にとって今後付き合いたいのはどんな顧客であるかを社内で話し合ってみましょう。
それが、あなたの会社がターゲットとして絞り込むべき顧客像、理想のお客さまということになります。
そんなお客さまを3組ほどピックアップしてみてください。
ただ、具体的に条件を明確にしてみると意外に一長一短で、理想的な顧客が3組も出てこないというケースもありえます。
その場合は、逆に「嫌な顧客」から考えてみるのも手です。
人間、嫌な思いをしたことは、けっこう覚えているものです。
「値切る」
「優柔不断でなかなか決定をくださない」
「なかなか入金してくれない」
「何かと責任を押しつけてくる」…
もちろん、大事なお金をいただく相手ですから、「お客さま」に良いも悪いもない、というのは前提ではあるのですが。
嫌な要素がある程度出たら、その逆に当てはまる顧客を名簿から拾っていきましょう。
満点ではなくても、いくつかの項目に当てはまるような人はきっといるはずです。
そんな顧客を選び出すのです。
あなたの会社にとって「いいお客さま」は誰ですか?
投稿者プロフィール
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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。
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