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佐藤元相のオフィシャルブログ

1位づくり戦略コンサルタント 佐藤 元相

人材育成とは、「話す力」と「引き出す力」を育てること。対話がある会社に、人は残る。

対馬話し方セミナーのオープニング

対馬をより元気にプロジェクト「話し方セミナー」レポート

2026年5月9日、長崎県・対馬で開催された
「対馬をより元気にプロジェクト」。

今回は、対馬ビルサービスさま主催による「話し方セミナー」の第2回目です。

私は、講師として、息子(大将)と共に参加させていただきました。

参加者は、地域の小学生から高校生、対馬ビルサービスの新人スタッフ、中堅スタッフ、そしてベテランスタッフの皆さん。

年齢も立場も違う人たちが、同じ場で学び合う「話し方セミナー」。

その光景を見ながら、私は改めて、

「人材育成とは何か」

を深く考えさせられました。

知識を教えることなのか。
技術を覚えてもらうことなのか。

もちろん、それも大切です。

しかし今回、
私が強く感じたのは、

人が育つのは、
“誰かと本気で関わった時”
なのではないか、ということでした。

高校生の話に、
ベテランスタッフが笑顔でうなずく。

新人スタッフの言葉に、
中堅スタッフが共感する。

そこには、
年齢や立場を超えた、
自然な対話がありました。

そして、
あるベテランスタッフが、
こんな言葉を話してくださいました。

「世代を超えて、普通に会話できることがすごいですね」

私は、その言葉がとても印象に残っています。

会社でも地域でも、
世代を超えて話す機会は、
少なくなっているのかもしれません。

だからこそ、
“話し方”以上に、

「互いを知ろうとする場」

そのものが、
これからの人材育成には必要なのだと感じました。

そして今回、

私は大きく手ごたえを感じました。

理論よりも、まず“やってみる”

今回のセミナーで大切にしたのは、

「理論よりも、まず実践すること」

でした。

私は冒頭、野球を例にしながらお話をしました。

野球も、本で“ボールの投げ方”を学んだからといって、急にうまく投げられるわけではありません。

バットの振り方を本で読んでも、実際に振ってみなければ感覚はわからない。

さらに言えば、ただ投げるだけではなく、

「相手が受けやすい場所へ投げる」

ことが大切です。

話し方も同じです。

知識だけでは、なかなか身につきません。

実際に話してみる。
相手の反応を見る。
聞いてみる。

その繰り返しの中で、少しずつ「伝わる感覚」が育っていきます。

だから今回のセミナーでは、理論だけではなく、実践を中心に取り組んでいただきました。

話す力よりも、“引き出す力”

そして今回、特に大切にしたのが、

「聞く力」

です。

話し方セミナーというと、“うまく話す技術”を学ぶ場だと思われがちです。

しかし本当に大切なのは、

「相手のことを聞き、引き出す力」

なのだと思います。

ただ聞いているだけではなく、相手の良さを引き出していく。

相手の体験を、相手の言葉で話してもらう。

そのために、

どんな質問をするのか。
どんな表情で聞くのか。
どんな寄り添うのか。

そうした力が、人と人との関係を深くしていきます。

テーマを絞ることで、人は話しやすくなる

今回は、

「幼い頃の非常に印象に残っている出来事」

というテーマに絞り、互いにインタビューを行っていただきました。

テーマが広すぎると、人は何を話していいかわからなくなります。

しかし、テーマを絞ることで、人は自然と話しやすくなるのです。

嬉しかったこと。
楽しかったこと。
恥ずかしかったこと。
印象深く感じ、忘れられない思い出。

誰もが持っている体験だからこそ、自然と会話が深まっていきました。

「いつのことですか」
「そんなことがあったんですね」
「それ、わかります」
「面白いですね」

質問をする人も、答える人も、少しずつ表情がやわらかくなっていくのがわかりました。

そして今回は、

2分で話す

トレーニングを2回と本番を用意しました。基本と場数が大事だと考えているからです。

人が集中して話を聞ける時間は約3分とも言われています。

だからこそ、まずは2分で、自分の体験をまとめて話す。

長く話すのではなく、短く、わかりやすく、相手に伝える。

その練習を行いました。

最初は、

「2分って長いですね」
「まとめるのが難しい」

という声もありました。

しかし、実際にやってみると、皆さん少しずつ“伝わる話し方”へ変わっていきました。

世代を超えて、自然に対話が生まれていた

特に印象的だったのは、お互いにインタビューし合うワークです。

短い時間ではありましたが、皆さん本当に真剣に取り組んでくださいました。

相手の良さを引き出そうとする。

相手の話を、しっかり聞こうとする。

その姿勢が、場の空気を変えていきました。

そして今回、私自身がとても印象的だったのは、

世代を超えた対話が、自然に生まれていたことでした。

ベテランスタッフと新人スタッフが、普通に会話をしている。

中堅スタッフと高校生が、笑いながら話をしている。

男性も女性も関係なく、自然に言葉を交わし、一緒に笑い合っている。

その空気が、本当に素晴らしかったのです。

多くの組織では、世代が違うだけで距離が生まれます。

「何を話したらいいかわからない」
「若い人との接し方が難しい」
「ベテランには話しかけづらい」

そんな空気が、知らないうちにできてしまう。

しかし今回、“体験を語る”というシンプルなテーマを通じて、人と人との距離が自然に縮まっていきました。

あるベテランスタッフの方が、こんな言葉をかけてくださいました。

「世代を超えて、普通に対話できることが、すごいですね」

私は、本当にその通りだと思いました。

人材育成に本気で取り組む会社

そして今回、もう一つ強く感じたことがあります。

それは、対馬ビルサービスの皆さんが、人材育成に本気で取り組んでおられるということです。

社員一人ひとりの能力を高める。

若い世代の可能性を伸ばす。

地域の高校生とも関わりながら、共に成長していく。

そうした取り組みを、本当に熱心に続けておられる。

だからこそ、スタッフの皆さんの表現力が、ぐんぐん成長しているのだと思いました。

以前よりも、表情が豊かになっている。

言葉に感情が乗っている。

自分の考えを、自分の言葉で話せるようになっている。

その変化に、私自身とても驚かされました。

だからこそ今回、話し方セミナーの講師として、私を選んでいただけたことが本当にうれしかったのです。

小さな会社ほど、“場づくり”が大切

今回、対馬ビルサービスの日高社長が、こんなお話をされていました。

「毎日が忙しくて、社内だけで教育するのが難しい。だからこそ、こうして専門家に協力してもらい“場づくり”することが大事なんです」

小さな会社ほど、日々の業務に追われます。

教育したくても、時間が取れない。

ゆっくり対話する機会がない。

若手が成長する場を、社内だけでつくるのが難しい。

だからこそ、社外の人とも関わりながら、世代を超えて学び合える“場”が必要なのだと思います。

会社というのは、ただ仕事をする場所ではなく、

“人が育つ場所”

なのだと思います。

そして地域もまた、人と人との対話によって育っていく。

今回の「対馬をより元気にプロジェクト」は全5回のプログラムです。

まだ、あと3回あります。

ここから、どんな言葉が育っていくのか。

どんな人材が育っていくのか。

とても楽しみです。
セミナーの様子を動画で取りました。
https://youtu.be/lFojKD7HBwU?si=ytwwVZzAAQRxwQ_q

もし今、

「人材育成に悩んでいる」
「若手がなかなか育たない」
「社内コミュニケーションを良くしたい」
「小さな会社だから教育が難しい」

そんな課題を感じておられる方がおられましたら、現在、無料個別相談も行っています。

人材育成は、知識だけではなく、

“場づくり”

から変わります。

一緒に、未来につながる人材育成を考えていければうれしいです。

投稿者プロフィール

佐藤元相
佐藤元相
1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
立志立命式代表世話人。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。

著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。
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