「企業ブランディングとランチェスター戦略を活用した社長の成功戦略:行動力が導く事業承継のカギ」息子と参加した西崎康平氏の出版記念講演で学んだこと
西崎康平さんの講演で学んだことは、「行動することの大切さ」と「ランチェスター戦略」という方法です。たくさん行動することで、仕事の質が良くなり、会社が他の会社よりも強くなれるのです。特に、会社を次の世代に引き継ぐためには、行動し続けることが大事です。この学びを活かして、自分の会社をもっと良くしていきたいと思いました。
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西崎康平氏の講演に親子で参加
先日、息子と一緒に西崎康平さんの出版記念講演に参加してきました。西崎さんは「レベルゼロ 自分を鍛え続ける『仕事の教科書』」という本を出版され、その発売記念として行われた講演です。
西崎さんは、大阪・心斎橋に本社を構える「トゥモローゲート」という企業を経営されています。この企業は、企業ブランディングに特化した事業を展開しており、私が取り組んでいる事業とも非常に親和性が高いことから、以前から興味を持っていました。
今回、紀の国屋さんが主催する研修に西崎さんが登壇されるということで、息子が私を誘ってくれました。
ちなみに西崎さんはブラックな社長というアカウントでYouTubeをはじめSNSで多くのファンから支持を得ておられます。私もファンです。
行動の重要性と突き抜ける行動量
講演の中で、最も印象的だったのは「まず行動することが大切」という西崎さんのメッセージでした。西崎さんは「行動してから考え分析する」ことの重要性を強調し、特に「突き抜けるほどの行動量が必要だ」と話されていました。この考え方は、ランチェスター戦略の「行動量が増えれば質も高まる」という原則にも通じます。
ランチェスター戦略では、特に中小企業において行動量が競争力の鍵とされており、競争に勝つためには相手の1.4倍の行動量を投入することで2倍の量が投入されたことになります。これは、バーナード・クープマンが、ランチェスター法則を応用して計算しました。つまり、時間と量の投入が何よりも重要であり、圧倒的な量をこなすことで、質が高まり、競争優位性が確立されるのです。
西崎さんのお話でスゴかったのは、「上場企業の社長に会うために毎日手紙(ハガキ)を書き続ける」ということを特別に話してくれました。毎日手紙を送り続けることで、「もうわかりました」と送付先企業の秘書の方から連絡を得ることに成功し、結果的に重要なビジネスのチャンスを掴んだというエピソードは、頭の中に落雷があったような衝撃を受けました。突き抜けた行動とはこういうことか。このような行動が、成功への道を切り開くのだと改めて感じました。
ハガキやSNSを活用した実践例
私が運営している「社長のための経営塾」でも、ハガキの実践活用方法やSNSの配信について具体的なアドバイスを行っています。たとえば、ある製造業の社長が毎日10枚のハガキをお客さまや仲間に書き始めました。この取り組みは、単に感謝の気持ちを伝えるだけでなく、人間関係の強化やビジネスチャンスの拡大にも繋がっています。
また、この社長はFacebookやInstagram、YouTube、TikTokなどのSNSでの配信を毎日欠かさず続けています。さらに、地域企業へのDMを毎月送付することで、圧倒的な情報の物量戦を展開しました。その結果、半年で業績がぐんぐん伸び始め、目に見える成果が出てきました。これはまさに、行動量が質を高めるというランチェスター戦略の実践成果です。
自分の体験が貴重な知識になる
今回の講演を通じて感じたのは、「行動しなければ結果は出ない」というシンプルな真理です。チャレンジしないことは衰退を意味し、小さな会社は経営者が行動を怠れば、会社の未来はないといっても過言ではありません。逆に、挑戦し続けることで得られる経験は、次世代に引き継がれるべき貴重な知識となります。西崎さんの言葉は、私たち経営者に「まず行動することの大切さ」を再認識させてくれました。
また、講演の後、帰りの電車で息子が「自分はまだまだ甘かった。もっと突き抜けるほどの行動をしていない」と話してくれたのが印象的でした。
事業承継を見据えた企業ブランディングの重要性
西崎さんが手がける「トゥモローゲート」の企業ブランディング事業は、事業承継を考える中小企業経営者にとって非常に有益です。企業が持つ独自の価値や魅力を最大限に引き出し、それをデザインやコンテンツを通じて発信するというアプローチは、次世代に企業のビジョンを継承する上で効果的です。
また、トゥモローゲートさんでは、以前はテレアポを営業手法として取り入れていましたが、現在はそれをやめ、自身のキャラクターを活かしたイベントやSNS発信を中心に集客を行っていくことに重点を置くと話されていました。これは、単なる営業手法の変更ではなく、自社の強みを最大限に活かすための戦略的な選択だと感じました。事業承継においても、単に引き継ぐだけではなく、新たな価値を創造するための行動が必要だと強く思いました。
突き抜けるための行動とランチェスター戦略
ランチェスター戦略でも、競争で勝つためには突出した行動が必要です。
私自身も還暦を迎え、事業承継を考える中で、今後のビジネスやSNS活動をさらに充実させ、次世代に繋げていきたいと考えています。
今回の講演で学んだ「突き抜けるための行動力」と「ランチェスター戦略の原則」を大切にし、行動量をさらに増やすことで、大きな成果を得たいと考えています。
大阪で開催している「社長のための経営塾」でも、この学びを活かし、行動の重要性とランチェスター戦略の実践を伝えていきたい!と強く思いました。行動し、挑戦し続けることこそが、中小企業の未来を切り開く鍵であり、その先に成功があると信じています。
さぁ今日はここまでです。私の体験があなたの未来のお役にたてばこれほど嬉しいことはありません。
ありがとうございました。
投稿者プロフィール
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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。