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佐藤大将

父さんに「勉強しろ」と言われるのが嫌だった。|事業承継する息子のリアル

2026.8.31

| 佐藤大将

2029年6月1日、事業承継予定の佐藤大将です!

今日は、ちょっといつもと違う話を書こうと思います!

「親子」と「勉強」についてです。

といっても、勉強の仕方とか、おすすめの本とか、そんな話ではありません!

NNA株式会社の社長であり僕のお父さんと一緒に働くようになってから、僕がずっと感じていたこと!

そして、事業承継をする息子としての、ちょっと恥ずかしいリアルな話です。

僕は、勉強をしてこなかった

僕は学生時代、真面目に勉強した記憶がほとんどありません!

ずっとスポーツばかりしていました。

サッカーをして、ラグビーをして。

子どもの頃は本気でサッカー選手になると思っていたので、勉強なんて全然していませんでした

でも不思議なことに、父さんや母さんから、

「勉強しなさい」

と言われた記憶もほとんどありません。

僕は、それがすごく良かったと思っています。

もちろん今になって、

「あの時もう少し勉強していたら、こんな選択肢もあったんかな」

と思うことはあります。

でも、勉強してこなかったこと自体を後悔しているかというと、ほとんどしていません。

何も言わずに見守ってくれたからこそ、僕は僕らしく、のびのびやってこられたんだと思います

人には「勉強するタイミング」がある

そんな僕にも、一度だけめちゃくちゃ勉強した時期があります。

学生の頃、

「海外に行きたい」
「もっと世界を知りたい」

と思った時です。

英語なんて全然できなかった僕が、自分で勉強方法を調べて、文法書を買って、ノートを取って、朝から晩まで図書館にこもりました。

誰かに、

「勉強しろ!」

と言われたわけではありません。

自分に必要だったから、勝手にやっていました。

その経験があったので、僕はずっと、

勉強には、その人なりのタイミングがある。

と勝手ながら思っていました。

NNAに入って、父さんから言われるようになった

今で、僕がNNAに入社して約2年半。

NNAの根っこにあるのが「ランチェスター戦略」です。

入社した頃から父さんには、

「5年後には事業承継を考えてる」

と言われていました。

だから当然、

「ランチェスター戦略はちゃんと勉強せなあかんで」

と言われます。

父さんにとって、ランチェスター戦略は人生を変えたものです。

お父さんが昔から読んでいる本なんて、

「一体、何回読んだん?」

というくらいボロボロです。

でも、そのボロボロの本を今でも大切に持っています。

僕はそんな父さんを見て、

「かっこいいな」

と思っていました。

思っていたんですけど……。

自分が勉強するかどうかは、また別の話でした(笑)

「これ読んだらええで」

入社して1年が経って、仕事も少しずつ覚えてきた頃。

父さんは僕にいろんなものを勧めてくれました!

「この本、読んだらええで」

「この講座、受けたらええで」

「1日5分でもええから勉強した方がええで」

言っていることは、めちゃくちゃわかるんです。

僕は後継者候補です。

しかもNNAは研修・コンサルティングの会社です。

お客様である経営者の皆さんが勉強しているのに、自分が勉強していなくてどうするんや。

頭ではわかっていました。

でも、できませんでした、、、

経営やビジネスの勉強も、僕の中ではどこか「学校の勉強」の延長線上にありました。

本を読む習慣もありません。

だから、これまで勉強から離れていたい僕にとっては、とにかく苦痛でした。

父さんが引き出しを開けた

ちょうど1年くらい前だったと思います。

父さんが会社の箱をバーッと開けて言いました。

「うちにはランチェスターのDVDも本も全部揃ってる」

そして、

「俺はお金がない時に何百万円も払って教材を買った。わからんことがあったら九州まで竹田先生に聞きに行った。それぐらい勉強したんや」

「その教材が全部ここにあるんやから、お前も勉強したらええ」

僕は、

「そらそうや、絶対勉強せな!」

と思う反面、

「うわぁ……これ全部か……」

とも思っていました。

通勤時間の1時間すら、できなかった

僕は毎日、電車で通勤しています。

約1時間あります。

本を読む。

音声を聞く。

たったそれだけでいい。

でも、できませんでした。

スマホを触ったり。

ぼーっと窓の外を見たり。

そのたびに、

「あぁ、この時間に勉強したらええのにな」

と思う。

でも、やらない。

「やらなあかん」とわかっているのに、できない自分もしんどくなっていました。

僕は、父さんのDVDをわざと持っていかなかった

ある日、父さんからランチェスターのDVDと本を渡されました。

しばらくして父さんが、

「会社でランチェスターの勉強会しようや」

と言い出しました。

朝礼のあと、みんなで15分勉強する。

そして僕に、

「この前渡したDVD、持ってきてくれへん?」

と言いました。

僕は、

「また持ってくるわ」

と言いました。

でも、持っていきませんでした。

忘れたわけじゃありません。

わざとです。

会社で勉強会をするのが、嫌だったんです。

今考えたら、ほんまに子どもみたいです(笑)

数週間経って、また父さんから、

「あれ持ってきてな。みんなで勉強したいから」

と言われました。

「わかった」

と言いながら、持っていかない。

次の日も、

「あ、忘れたわ」

と言う。

それを2回、3回と繰り返しました。

そして、本当にDVDをなくしました

さすがに父さんから、

「ほんまにいるから、持ってきてな」

と少し強く言われました。

その時、

「もうちゃんとせなあかんな」

と思いました。

遊びじゃない。

僕ももう子どもじゃない。

そう思って家の引き出しを開けました。

……ない。

DVDがない。

「やってもうた」

そこから家中を探しました。

でも見つかりません。

次に父さんから聞かれた時も、

「うん、あったから。また持ってくるわ」

とごまかしました。

わざと持っていかなかったうえに、本当になくす。

最悪です(笑)

数日探して、ようやくDVDが出てきました。

「ごめん。わざとやねん」

DVDを見つけた時に思いました。

これ、そのまま持っていくのは違うな。

ちゃんと言おう。

そして父さんに話しました。

「ごめん。あれ、わざと持ってきてなかってん」

「勉強しろって言われるのが、なんかすごい嫌やってん」

父さんは、

「あ、そうか。わかった」

と言いました。

それからです。

父さんは、

「勉強会やろう」

とか、

「勉強しろよ」

ということを、ほとんど言わなくなりました。
意識してか、たまたまなのかはわかりませんが笑

でも、一番勉強しているのは父さんだった

言わなくなっただけで、

「大将には絶対勉強が必要や」

と思っていたはずです。

何より、それを言葉ではなく行動で見せていたのが父さんでした。

朝、会社に行けば本を読んでいる。

出張で待ち合わせをすれば、先に来て本を読んでいる。

移動中も本を読んでいる。

いつ見ても、だいたい本が近くにあります。

そんな父さんをずっと見ていたからこそ、

僕自身が勝手にプレッシャーを大きくしていたのかもしれません。

ある日、また一冊の本を渡された

しばらく経ったある日。

父さんが僕に一冊の本を渡してきました。

「これ、めちゃくちゃわかりやすいから買っといたで」

また本か。

と思いながら(笑)、一回読んでみることにしました。

すると、

「あれ?」

めちゃくちゃ読みやすい。

もう少し読んでみる。

「あれ、おもろいぞ」

何が面白いって、本を読んでいる途中で、どんどん仕事のアイデアが出てくるんです。

「これ、あのお客さんに使えるんちゃう?」

「あれって、こういうことやったんか!」

「こんなこともできそう!」

これまでの経験や、頭の中に散らばっていた考えが、整理されていく感覚がありました。

こんなの初めてでした。

勉強って、こういうことか。

そら、おもろいわ。

初めてそう思いました。

今、毎朝その本を読んでいます

今は通勤中、その本を開いています。

とはいっても、まだ読むのはめちゃくちゃ遅いです(笑)

勉強する習慣も、本を読む習慣もなかったので、おそらく人の倍くらい時間がかかっています。

でも、今はそれが楽しい。

読むたびに、

「あ、こんなんできるやん!」

が出てきます。

知識が増えるって、こんなに面白いんや。

たった一冊の本でそう感じました。

今は、

「もっといろんな本を読んでみたい」

と思っています。

父さんの同じ本を開いてみた

実は父さんも、僕が今読んでいるのと同じ本を持っています。

父さんは、

「ええ本は2回、3回読む」

と言っていました。

ある日、本棚にあった父さんの本を何となく手に取ってみました。

すると、

付箋だらけ。

何十個も貼ってあります。

「どんだけ気になるところあんねん(笑)」

と思いながら、付箋のページを開いてみました。

そこには、線が引かれていました。

そして、その時に父さんが考えたこと、気づいたことが、たくさん書き込まれていました。

ページをめくっても、また書いてある。

次の付箋を開いても、また書いてある。

その時、

「あぁ、こうやってきたんや」

と思いました。

僕は本を読んで、

「ええアイデア思いついた!」

と頭の中でひらめいて満足していました。

でも父さんは、一行一行読んで、線を引いて、考えて、書いて、それを仕事で実践してきた。

そんな本が、本棚には何冊もあります。

僕が知らなかっただけで、

僕が小さい頃から、ずっとこれをやってきたんだと思います。

こうやって今のNNAをつくってきたんやろうな。

その積み重ねを、少しだけ見た気がしました。

親子で働くって、こんな感じです

父さんに、

「勉強しろ」

と言われるのが嫌だった。

DVDをわざと持っていかなかった。

何回も「忘れた」と嘘をついた。

そんな息子が今、父さんと同じ本を毎朝読んでいます。

これも、僕にとっての「勉強するタイミング」だったのかもしれません。

読めと言われても読めなかった。

必要だとわかっていても動けなかった。

でも、自分の中で何かがつながった瞬間、急に面白くなった。

父さんは、それまで待ってくれたのかもしれません。しらんけど笑

子どもの頃、「勉強しなさい」と言わずに見守ってくれたように。

これから5年、10年、20年。

どれだけかかるかわかりません。

たくさん本を読んで、

たくさんの人に会って、

たくさん失敗して、

たくさん実践して。

いつか父さんに追いつきたい。

いや、事業承継するなら、いつか追い越さないといけないんだと思います。

まだまだ時間はかかりそうですが(笑)

事業承継とか、親子経営というと、

「親の背中を見て育った」
「父を尊敬している」
「会社を守っていきたい」

そんな綺麗な話になりがちです。

もちろん、それもあります。

でも、実際はそんなことばかりじゃありません。

親父に言われるからこそ、素直に聞けないこともある。

わかっているからこそ、苦しくなることもある。

逃げることもある。

親子だからこそのプレッシャーもある。

それでも一緒に働いていると、今まで知らなかった父親の姿が見えてくることがあります。

今回、付箋だらけの一冊の本を開いて、

僕は父さんのこれまでの30数年を、ほんの少しだけ見たような気がしました。

そして今度は僕が、自分の本に何を書き込んでいくのか。

数十年後。

ボロボロになった僕の本を誰かが開いた時、

「こいつ、めっちゃ勉強したんやな」

と思ってもらえるくらいにはなっていたいです。

そんな佐藤大将のリアルでした!

ちょっと恥ずかしいけど、これが親子事業承継のリアルです!笑

さ、まだまだがんばりまっせー!

投稿者プロフィール

佐藤大将
佐藤大将
大学卒業後、関西No.1のパナソニック商品の販売実績を持つ住宅設備商社入社。退職後、オーストラリアへ1年留学。その後、動画クリエイターとしてライソン株式会社入社。Yotube編集、企画を学び、企業公式YouTubeアカウント登録者数目標1万人のところ、登録者数40万人へと成長させた。

年間総再生数は2億6千回
YouTube登録者数40万人
TikTokフォロワー15万人
Instagram6万人
日本の農業を応援する動画チェンネル「じゃむせ」プロジェクトリーダー
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