
目次
マニュアルはない方がいい?
内勤営業育成講座では、学んできたことをまとめてお客さま活動のマニュアルを作成していただきます。しかし、「マニュアルはない方がイイ」という声をお聞きすることがあります。
「マニュアルがあると、自由に動けなくなるんじゃないか」
「創意工夫が失われて、現場が機械的になるのでは?」
そういった理由で、あえてマニュアルを作らないという企業もあります。
ですが、本当に、マニュアルがある=機械的、なのでしょうか?
むしろ、心あるマニュアルがあることで、スタッフ一人ひとりが安心して動けるようになり、お客さまへの対応も磨かれていく。それが、“内勤営業の仕組みづくり”の本質です。
内勤営業育成講座で作成するマニュアルは、
- お客さまにどうすれば喜んでもらえるか?
- 安心してもらうには、どんな行動ができるか?
を自分たちで考え、言葉にして、行動に移すための「心ある仕組み」です。
マニュアルがないと、実は困る
「マニュアルは自由を奪う」と思われがちですが、マニュアルが“ない状態”こそ、実は多くの混乱を生みます。
たとえば
- 人によってお客さま対応の質にバラつきが出る
- 新しく入ったスタッフが「何をどうすればいいか分からない」
- せっかくの成功事例が社内に共有されない
- 結果的にお客様の信頼を損ねることも……
マニュアルの本質は、共通の土台を持つことです。
土台があるからこそ、それぞれの工夫が活き、チームとしてブレない行動がとれるのです。
とはいえ、「マニュアル」という言葉に抵抗があるなら
そうは言っても、「マニュアル」という言葉が堅苦しく感じてしまう方も多いのが現実。
実際、講座の中でもこんな声がありました。
「社長が“マニュアルなんて要らん。型にはめるな”って言うんです」
このようなとき、大切なのは“言葉を変えること”。
同じ中身でも、「どう呼ぶか」で、伝わり方も、行動への気持ちも変わります。
たとえば、「マニュアル」という言葉ではなく――
- 「お客様対応のこころえ」
- 「まごころ対応ノート」
- 「お客様づくりの羅針盤」
- 「信頼構築ガイド」
こんな柔らかく、温かみのある名前にするだけで、
スタッフが手に取りやすくなったり、現場の空気が和らいだりします。
言葉の印象は、文化をつくる
社内で「これはマニュアルだから、従って」と言えば、従うことが目的になります。
一方で、「これは“私たちの想いを伝える羅針盤”だよ」と言えば、考えながら動く文化が育っていきます。
つまり、言葉の温度が、行動の質を変えるのです。
新人教育にも、想いのこもった“型”を
この“心あるマニュアル”があることで、新しく入社したスタッフへの教育もスムーズになります。
まず最初に、「私たちはこういう想いでお客様と関わっているんだよ」と伝える。
それができるだけで、新人の不安も減り、自信を持って行動しやすくなります。
お客様づくりの行動は、ルールではなく“想い”から始まります。
一人ひとりの違いを尊重しながら、共通の基準を持つこと。
合言葉は「これって、お客さまは喜んでくれるかな」
それが、組織全体の安心感と、信頼される接客につながっていくのです。
この記事は、内勤営業育成講座で実践している「お客様づくりの仕組みづくり」の一部をご紹介しています。
ありがとうが行き交う職場をつくるための行動のきっかけになりますように。
投稿者プロフィール

-
ランチェスター顧客維持戦略「内勤営業育成講座」講師
インサイド営業・内勤営業育成コンサルタント
脳科学のプログラム「メンタルラボ」認定講師
自己成長のプログラム「宝物ファイル」認定講師
出身:島根県安来市、高校時代バレーボールで国体出場
趣味:古い街並み巡り♪
大阪商工会議所各支部、組合•団体、企業にてパソコン講座の講師を5年経験。
コンテンツ制作を担当したHPがNCネットワークのHPコンテストで最優秀賞を受賞。
2018年より内勤者がお客様づくりの仕組みをつくり営業を支援する「内勤営業育成講座:全10回講座」を企画開講し現在も継続中。
高槻商工会議所様、大阪産業創造館様、大阪労働協会 osakaしごとフィールド様、一般社団法人 住生活リフォーム推進協会(HORP)様にて研修を担当
内勤営業育成コンサルタント 藤原 紀子
最新の投稿
藤原紀子のブログ2026.2.9中学2年生の職場体験
藤原紀子のブログ2026.2.6マニュアルは機械的? お客さまづくりに効く!内勤営業マニュアルの考え方とネーミング
藤原紀子のブログ2025.12.26石見銀山・龍源寺間歩を歩く_坑道に残る人の知恵と時間
藤原紀子のブログ2025.12.25石見銀山・大森の町並みを歩く_江戸時代の記憶と自然が息づく世界遺産



