こんにちは!内勤営業育成専門コンサルタントの藤原紀子です。
能登半島地震復興支援セミナーを3月2日に開催しました。
元旦に発生した能登半島地震により大きな被害を受けた方、また被災地で支援活動を行っている方のお話を聞かせていただきました。
その中で、被災されたお米を卸販売しておられる中橋商事株式会社さんのお話がありました。地震で倉庫が倒壊し、秋に採れたばかりのお米は、袋が破れて散乱していました。様々な種類の玄米が混ざり合いブランド米としての価値を失ってしまったのです。もう、買い取ってもらうことはできません。
そんな無残な状況と、また同じような地震が来るのではないか…という不安で、真っ暗なトンネルに迷い込んだような何も見えない状態だったといいます。
それでも、食のインフラを守りたいという思いと、お米を作られた農家さんのことを考え立ち上がられました。被災した玄米を丁寧に拾い集め、ガレキやゴミを取り除いて「震災復興米」として販売し、売上の一部は農家さんへ還元したり、地域の農業活動に使っていこうと決意されたのです。
この心温まる取り組みはメディアに取り上げられ、SNSを通じて広がり、多くの人々から共感と支援を集めました。
私の母の実家は米農家で、子供の頃には収穫を手伝ったことがあります。
当時は、鍬で刈り取った稲を束にし、天日干しをしていました。
それは重労働で、私はすぐに「疲れたぁ」と言って休憩ばかりしていましたが、母やおばあちゃん、伯母や叔父は、ひたすら稲を刈り続け、それを運び、丁寧に竿に掛けていくのです。
どれだけ豊作を願って大切に育てていても、天候不順や災害が全てを台無しにすることもあります。自然の恵みと脅威に揺れる農業は、細い糸に繋がれているかのようなもろさを感じる一方で、とても強い想いや絆が息づいているように感じます。
農家の苦労を身近に感じて育った私にとって、中橋商事さんのピンチをチャンスに変える力強い決断と、農業を救う取り組みにとても感動しました。そして、どんな困難な状況でも前向きに取り組む姿勢が大切だということ、地道な努力を続ける農家さんの苦労と価値を再認識しました。
中橋商事株式会社様の能登半島地震 復興支援・復興米のページはこちらです。
投稿者プロフィール
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ランチェスター顧客維持戦略「内勤営業育成講座」講師
インサイド営業・内勤営業育成コンサルタント
脳科学のプログラム「メンタルラボ」認定講師
自己成長のプログラム「宝物ファイル」認定講師
出身:島根県安来市、高校時代バレーボールで国体出場
趣味:古い街並み巡り♪
大阪商工会議所各支部、組合•団体、企業にてパソコン講座の講師を5年経験。
コンテンツ制作を担当したHPがNCネットワークのHPコンテストで最優秀賞を受賞。
2018年より内勤者がお客様づくりの仕組みをつくり営業を支援する「内勤営業育成講座:全10回講座」を企画開講し現在も継続中。
高槻商工会議所様、大阪産業創造館様、大阪労働協会 osakaしごとフィールド様、一般社団法人 住生活リフォーム推進協会(HORP)様にて研修を担当
内勤営業育成コンサルタント 藤原 紀子
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