こんにちは！
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。

今日のテーマは「部活の予算をカットからの挑戦！サッカー控え選手だった息子がラグビーチームで学んだチームづくり」です。

本日はチームづくりに大きな影響を与えてくれた息子の大学ラグビーの試合観戦の体験についてお話させていただきます。

息子の大将は高校の3年間、サッカー部に所属していました。関西で一位や二位を競う強豪の高校サッカー部でした。サッカー部の部員数は100名を超えるほどで、彼はポジションをもらえなくて控え選手か2軍の選手でした。

幼い頃から地元のチームに入り頑張っていたサッカーを息子は高校から大学に進学するとあっさりと辞めました。その理由は「レベルが違う」です。入学した大学もサッカー部は全国トップクラスのチームを誇っていました。それからは、彼はブライダルの会社でアルバイトをしたり、同好会のサッカーチームに入り大学生活を満喫していました。

そんな息子が大学の3回生になって、ある日「ラグビー部に入った」とポツリと言いました。友達から「メンバーが足りない」と誘われて練習試合に参加したのがきっかけだったようです。じつは、ラグビー部は、人数が足りないだけでなく、監督もコーチもいないようです。

だから、みんなで話し合い、練習方法を考え、ポジションを決め、全てを自分たちの意思で取り決めて試合に挑むのでした。

「試合球を準備するのも一苦労した」と聞きました。大学が新しい校舎を建ることや強豪の野球部やサッカー部に多くの予算が必要となり彼らラグビー部の活動予算はカットされ部員の会費だけでラグビー部は運営されているのが理由だと言うのです。

それでも息子は部活にやりがいを感じていました。キッカーの彼はボールを蹴るのが強くて正確で、仲間からも頼りにされていました。「高校でサッカーをやっていて良かった。サッカーの経験が今ラグビーで活かされてる」と彼は嬉しそうに話しました。チームメイトに認めてもらえることが、彼の心を大きく満たしてくれているように私は思いました。

やがて息子は4回生となり、学生最後のリーグ戦があと残り2試合となりました。そのとき、彼はチームメイトから「ポジションを代わってほしい。前半だけでもいいから」と頼まれたようです。
前の試合で「1回もボールに触れなかった」のが理由だそうですが、4回生の息子にとって最後のリーグ戦の試合です。

彼はあっさりチームメイトに自分のポジションを譲りました。高校時代サッカー部で、ずっと控え選手だった彼らしい判断だったと思います。彼は違うポジションに立ちました。「ナイス！今のよかった！」仲間でプレーを讃えあう声がグラウンドに響きました。

試合に勝つことは目標の１つであり、全てではありません。
自分たちで考えチームをつくっていくプロセスは、彼の未来に大きな支えとなると思いました。

息子のチームは決して強くはないけれど、仲間を大切にする気持ちは強く深いと感じました。「良い仲間ができて本当に良かった」一生懸命に楕円のボールを追いかけ、グラウンドを仲間と駆け回る息子の姿を見て逞しく感じました。残りあと1試合。悔いなく楽しんでほしい。

（追伸、この記事は2015年に書いたモノを再度書き改めて掲載しました）

さぁ今日はここまで！

私の経験や知識、考えが、あなたの人生に少しでも
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本日も、お付き合いくださりありがとうございます。