家族経営専門の広報アドバイザーNNA株式会社の永野一美です。
NNA株式会社では、長崎県対馬の地域課題解決の力になりたい!という想いから、プロジェクトを発足し、島の未来を考えるツアーを企画しました。2023年9月8日~11日まで、あきない道場の有志メンバーで体験した対馬ツアー 2日目の海岸清掃をレポートします。
>>前回のレポート、対馬が抱える地域課題の現状を知るはこちら
目次
長崎県対馬で海岸清掃
対馬の未来を考えるツアー2日目 2023年9月9日の午前10時~12時、一般社団法人対馬CAPPAさんにご協力頂き、NNA株式会社のあきない道場有志メンバーと有限会社対馬ビルサービスのスタッフの方々、協力会社さん、対馬グランドホテルの社長とスタッフの方など大人子供合わせて約30名で、海岸清掃を行いました。
海岸清掃の場所は、対馬グランドホテルの裏手にある美津島町鷄知甲の海岸です。
ここで改めて対馬の地域課題の1つ「海ごみ」の現状をお伝えいたします。
長崎県対馬は、九州と朝鮮半島の間に浮かぶ日本で3番目に大きな島です。
その昔、大陸との交流における玄関口だった事が地理的にも良くわかります。
そんな対馬は、日本で最も海ごみが漂着される島なのです。
対馬に漂着する年間のごみ(ペットボトルの場合)の4割が韓国・3割が中国。
つまり7割が、外国からのごみです。
ごみは海流に乗って、日本海に入る前に狭い対馬海峡を通るため、対馬海岸にごみがどんどん漂着してしまう。また、対馬海岸は複雑なリアス式海岸のため、ごみがたまりやすい特徴があります。
海の魚が食べれない日が来る?
一般社団法人対馬CAPPAさんから、ペットボトル、流木、プラごみ・・・など、海岸清掃における注意事項を聞き、海岸へ降りました。
数日前の台風の影響もあり、海岸にはたくさんの流木や海ごみが漂着していました。
浜辺を歩くと、大きな流木や漁具が転がっていて、歩きづらい。
最初は大きな漁具や流木から拾っていきました。
大きな漂着ゴミを拾ったのちに、小さなごみを拾いました。
ペットボトルのふたや歯ブラシ、スリッパ、ぬいぐるみ、薬と思われる瓶・・・「こんなものが?」というモノが落ちていました。
海外パッケージの漂着ゴミを拾いながら、仲間と「コレなんだろう?」と想像しながら拾う楽しみもありました。
また細かく小さな発砲スチロールがたくさん散乱していました。
本来の砂浜はどこにあるのか?わからないほどの小さな米粒くらいの発砲スチロールでした。拾っても拾っても終わりが見えませんでした。
海岸に漂着するごみは目で見えても、海底に沈み堆積する海底ごみもあると思うと一体どれほどのごみが、この美しい対馬の海に流れているのか?と思うと、悲しい気持ちになりました。
海から離れた地域で暮らす私には、想像もつかない世界が広がっていました。
海岸清掃を一緒にしたある方から、2050年、世界の海は、魚ではなく、プラスチックで溢れかえっていると予測されているという話を聴きました。
調査書によると、2050年までに、少なくとも9億3700万トンのプラスチックと8億9500万トンの魚が海に浮かんでいると予測される。Ellen MacArthur Foundation
近い将来、海の美味しい魚が食べれなくなる日が来るかも!と思いました。
この日、全員で拾ったごみは16トン。
活動を通して、いつか裸足で歩ける対馬の海岸にしたいなと思いました。
投稿者プロフィール
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メンタルラボ認定講師
自己効力感を高める宝物ファイル認定講師
メルカリアンバサダー
東京都外国人おもてなしボランティア
児童養護支援協会ポーラスター認定ボランティア
出身:大阪府大阪市
趣味:上手くなりたいゴルフ・山登り
従業員30人以下の中小企業へ広報のアドバイスや支援を行う。
お客さまには、住宅会社・工務店・製造業が多い。
広報アドバイザー 永野一美
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