今回のテーマは、
「若者は、何を見て会社を選んでいるのか?」
です。
給料。
休日。
福利厚生。
もちろん大切です。
しかし今、
それだけではない理由で、
会社を選ぶ若者が増えていると感じています。
それでは、
実際のエピソードをご紹介します。

目次
「もっと営業を学びたかった」
先日、
エクステリア業界向けの営業研修を行っていた時のことです。
その研修には、
エクステリア会社の方々だけでなく、
販売店や卸会社の営業マンたちも参加されていました。
主催企業の社長から、
「新入社員や中途採用のメンバーも参加させていいですか?」
という相談を受けました。
私は、
もちろん歓迎しました。
そして、
研修後の懇親会で、
ある若い営業マンと話をする機会がありました。
私は、
彼に聞きました。
「なんで、この会社に入ったん?」
すると彼は、
少し考えてから、
こう答えたのです。
「休みも給料も良かったんです」
「前の会社は、
休みも多かったし、
給料も悪くなかったんです」
社名を聞くと、
誰もが知るような、
“働きやすい会社”と言われる有名な企業でした。
私は、
素直に疑問を感じました。
「じゃあ、なんで辞めたん?」
すると彼は、
こう話してくれました。
「この会社は、勉強させてくれると思った」
「もっと営業を学びたかったんです」
「もっと成長したかった」
「この会社のホームページを見た時、
“勉強させてくれる会社”だと思ったんです」
そして今、
お客さまと一緒に営業研修へ参加し、
現場で学べることが嬉しいと言うのです。
私は、
この言葉に、
これからの採用のヒントがあると感じました。
若者は「成長できる環境」を見ている
今、
多くの会社が、
- 給料を上げる
- 休日を増やす
- 福利厚生を整える
という方向で採用競争をしています。
もちろん、
それも大切です。
しかし、
小さな会社が、
大企業と同じ土俵で戦うのは簡単ではありません。
だからこそ、
ランチェスター戦略でいう、
「違う土俵で戦う」
ことが必要になるのです。
「成長できる会社かどうか」
今の若い世代は、
「ただ働ければいい」
ではなく、
- この会社で何を学べるのか
- どんな人間になれるのか
- 自分はどう成長できるのか
を見ています。
だからこそ、
「この会社なら成長できそうだ」
と思える会社に、
人が集まり始めているのです。
現場教育は、とても大切
もちろん、
現場で教えるOJTはとても大切です。
- 技術
- 段取り
- お客さま対応
- 現場感覚
こうしたものは、
実際の仕事を通してしか学べないことも多くあります。
だから、
現場で育つ力は確かにあります。
しかし一方で、
社内だけでは触れられない世界があるのも事実です。
だから私は、
「社外へ出て学ぶ機会」
も、
これからますます大切になると感じています。
社外で学ぶと、人は変わる
私は、
社外へ出て学ぶ経験には、
非常に大きな価値があると思っています。
それは、
単なる知識習得ではなく、
“人としての幅”
が広がるからです。
例えば、
- 他業種の人と出会う
- 展示会へ行く
- AIを学ぶ
- お客さまと一緒に勉強する
- 地域活動へ参加する
こうした経験は、
- 世代を超えた人間関係能力
- 業界を超えた広い視野
- 主体性
- 気づく力
を育てます。
世代を超えた人間関係能力が育つ
社外へ出ると、
- ベテラン経営者
- 若手社員
- 学生
- 他業種の人
- お客さま
など、
様々な人と出会います。
すると、
「若い世代は、
こんな考え方をするんだ」
「ベテランは、
こんな経験を積んできたんだ」
ということを、
肌で感じるようになります。
これは、
マニュアルでは学べません。
相手を理解し、
対話し、
信頼関係を築く力が磨かれていくのです。
業界を超えた広い視野が育つ
異業種の人と関わることで、
「そんなやり方があるのか」
「その発想はなかった」
という気づきが生まれます。
例えば、
- 製造業の改善活動
- 建築業界の採用方法
- 飲食業のSNS活用
- AI活用
- 地域企業のファンづくり
こうしたものが、
自社のヒントになることも多いのです。
ランチェスター戦略でも、
弱者は「知恵」で戦うことが重要です。
だからこそ、
外に出て学ぶことが、
小さな会社の武器になるのです。
主体性と気づく力が育つ
社外へ出ると、
自分から質問し、
自分から動き、
自分から人と関わる必要があります。
すると、
「言われたことだけをやる人」
ではなく、
「自分で考えて動ける人」
へ変わっていきます。
また、
外を見ることで、
自分の会社を客観的に見られるようになります。
- うちの会社の強み
- 改善すべき点
- お客さまから見た価値
そうしたことに、
気づけるようになるのです。
「業界を良くしたい」と思うなら
例えば、
お客さまから、
「ありがとう、助かったよ」
と言われる仕事を増やしたい。
新人スタッフに、
「この会社に入ってよかった」
と思ってもらいたい。
地域の子どもたちに、
「この仕事ってかっこいいな」
と思ってもらいたい。
そういう小さな積み重ねが、
結果的に業界を良くしていくのだと思います。
まず、自分たちが成長し続ける
私は、
「私たちは業界を良くしたい」
「私たちは日本を良くしたい」
と本気で考えるなら、
まず、
自分たち自身が成長し続ける必要があると思っています。
そのためには、
- 学ぶこと
- 体験すること
- 外に出ること
- 様々な人に触れること
- 新しい技術に挑戦すること
が必要です。
特に今、
AIの進化によって、
仕事は大きく変わろうとしています。
だからこそ、
これから必要なのは、
- 人と関係を築く力
- 相手を理解する力
- 提案する力
- 学び続ける力
なのだと思います。
「人が育つ会社」に、人は集まる
そして、
そういう会社には、
「もっと成長したい」
と思っている若者が集まってきます。
給料や休日だけではなく、
「この会社に入ったら、
自分は成長できそうだ」
そう感じてもらえる会社です。
まとめ
採用とは、
求人票の条件競争ではありません。
「この会社で、
自分はどんな未来を生きられるのか」
を伝えることです。
若者は、
「どこで働くか」だけではなく、
「どんな人間になれるか」
を見ています。
だからこそ、
学び続ける会社には、
学びたい人が集まってくる。
私は、
そんな会社が、
これからの時代に選ばれていくのだと思います。
採用でお困りではありませんか?
まずは、
「自分たちの会社は、
どんな人に来てほしいのか」
「どんな成長を支援したいのか」
を考えてみることから始めてみてください。
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投稿者プロフィール

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
立志立命式代表世話人。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。



