
こんにちは。
ランチェスター1位づくり戦略コンサルタントの佐藤です。
今回は、「事業承継」というテーマについて、私自身が長年考え続けてきた「覚悟」について書きます。
継ぐ側・継がれる側、どちらにも重たい現実があります。
その向き合い方について、私の本音を整理しました。
目次
1.経営者になるという視点の変化
経営者になると、視点は大きく変わります。
従業員時代は、「自分の成果」「自分の生活」中心で働いていました。
しかし経営者になると、
関わるすべての人、お客さま、社員、その家族の人生までを背負う立場になります。
それは単純に「責任が増える」という話ではなく、働く目的そのものが変わることです。
経営者は自分のためではなく、誰かを幸せにするために時間を使う必要があります。
これは覚悟がないとできない視点の変化です。
2.仕事の楽しさと苦しさは表裏一体
多くの経営者が言う「仕事が楽しい」という言葉。
しかしその裏には必ず「苦しさ」があります。
思い通りにいかない現実。
壁にぶつかる瞬間。
答えのない選択。
これらは、成功だけを語りがちな現場では語られにくい事実です。
仕事は登山と同じです。
登っているときは苦しい。
しかし頂上に立ったときの景色は、苦労した者にしか味わえない美しさがあります。
経営者はこの苦しさと喜びを、両方とも腹に落とす必要があるのです。
3.親子で働くという選択の本質
家族と一緒に仕事をするという選択は、簡単なことではありません。
息子を後継者にするということは、失敗すれば家族全員に影響が及ぶ可能性があるからです。
それでも私は選びました。
その理由は、親子だからこそ築ける本音の関係です。
遠慮なくぶつかり合える。
忖度なしに本音を語り合える。
これは、他の関係にはない大きな強みです。
しかし同時に、相手の弱さや迷いを真正面から見ることになり、それをどう支えるかという覚悟も必要になります。
4.経営者の時間は命そのもの
経営者は、仕事から完全に離れることが難しい存在です。
従業員にはワークライフバランスが必要であり、それを守るべきだと私は思っています。
しかし経営者は違います。
24時間、常に会社と未来を考え続ける。
それが経営者の宿命です。
そして時間とは、私たちが人生に使える「命の数値そのもの」です。
その時間を誰のためにどう使うか、それが覚悟という言葉の正体ではないかと、私は考えています。
5.覚悟は、未来への意思表示
覚悟とは、単なる言葉ではありません。
それは、「自分の時間(=命)をどう使うか」という決断であり、未来への意思表示です。
継ぐ立場の人も、継がせる立場の人も、それぞれ違う覚悟があります。
そしてその違いを認め合い、対話を重ねることが、共に歩む上で最も大切であると私は思っています。
事業承継や覚悟について書きましたが、実際の対話には言葉だけでは伝わらないニュアンスがあります。私自身が息子と語り合ったリアルな対話を、映像として収めたものがあります。
ブログの内容をさらに深く感じたい方は、こちらからご覧ください。
【社長の本音】跡取り息子に確認したかったとは!?これが親子経営のリアル
事業承継に悩んでいる方、これから向き合おうとしている方にとって、何か一つでも考えるきっかけになれば嬉しいです。
投稿者プロフィール

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
立志立命式代表世話人。
中小企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。
また豊富な現場経験から生み出された1位づくり戦略をはじめ多彩なテーマで年間100回以上のセミナーを行い、実践的かつ即効性がある好評を博している。
自ら主催する経営塾「あきない道場」には、全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
著書には、『小さな会社★採用のルール』をはじめ、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』、『小さな会社☆No.1のルール』、『小さな会社☆集客のルール』、『スゴい仕掛け』など、いずれもAmazonカテゴリーで1位を獲得している。
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