なぜ社員全員で学ぶのか?綱引きの例えで気づいた強い組織の条件
先日、ある会社様へ打ち合わせに伺った際、社長様からとても印象深いお話を伺いました。
この会社では、社員教育の一環として社内勉強会を10年間継続されています。
しかも、一部のメンバーではなく全社的にです。
10年。
言葉にすると簡単ですが、環境が変わり、人が入れ替わり、業績にも波がある中で、学びを止めずに続けることは決して簡単なことではないと思います。
「全社で10年も学び続けておられるなんて、本当にすごいことですね」とお伝えしました。
すると社長様は、その理由をこんな例えで教えてくださいました。
「みんながバラバラの方向を向いていたら、綱引きと同じなんです」
それぞれが違う方向に力いっぱい引っ張り合っていたら、どれだけ力が強くても前には進まない。
むしろ、力を込めている分だけ動かなくなってしまうこともある。
そのお話を聞きながら、真剣な顔で綱を引く人たちの姿が浮かびました。
みんな一生懸命なのに、進まない。
なんだか切ない光景です。

でも、もしその力が同じ方向にそろったら…。
きっと想像以上の力になる。
きっと、強くてあたたかい組織になる。
だからこそ、みんなで学ぶ。
知識を増やすためだけではなく、考え方をそろえ、想いを共有するために。
お客様に喜んでいただくこと。
協力業者さんとの関係をより良くすること。
そして、社員やご家族が安心して暮らせること。
会社に関わるすべての人が幸せでいられるように、同じ方向を向き続ける。
そのための学びなのだと感じました。
私が担当している内勤営業育成講座も、まさにこの考え方が出発点です。
営業担当者だけがお客さまづくりの活動をするのではなく、
すべての人が「信頼づくり」に関わる体制づくり。
内勤者の対応ひとつ。
現場での一言。
電話応対や報告の仕方。
そのすべてが、お客様との関係をつくる大切な営業活動になります。
だからこそ、社員教育は一部の人だけではなく、全社員で取り組むことに意味がある。
綱引きのように引き合うのではなく、同じ方向へ進む組織へ。
社員教育とは、その土台を整える取り組みなのだと、改めて感じた一日でした。
投稿者プロフィール

-
ランチェスター顧客維持戦略「内勤営業育成講座」講師
インサイド営業・内勤営業育成コンサルタント
脳科学のプログラム「メンタルラボ」認定講師
自己成長のプログラム「宝物ファイル」認定講師
出身:島根県安来市、高校時代バレーボールで国体出場
趣味:古い街並み巡り♪
大阪商工会議所各支部、組合•団体、企業にてパソコン講座の講師を5年経験。
コンテンツ制作を担当したHPがNCネットワークのHPコンテストで最優秀賞を受賞。
2018年より内勤者がお客様づくりの仕組みをつくり営業を支援する「内勤営業育成講座:全10回講座」を企画開講し現在も継続中。
高槻商工会議所様、大阪産業創造館様、大阪労働協会 osakaしごとフィールド様、一般社団法人 住生活リフォーム推進協会(HORP)様にて研修を担当
内勤営業育成コンサルタント 藤原 紀子
最新の投稿
藤原紀子のブログ2026.2.18全社員営業を実現するために、みんなで学ぶということ
藤原紀子のブログ2026.2.9中学2年生の職場体験
藤原紀子のブログ2026.2.6マニュアルは機械的? お客さまづくりに効く!内勤営業マニュアルの考え方とネーミング
藤原紀子のブログ2025.12.26石見銀山・龍源寺間歩を歩く_坑道に残る人の知恵と時間



