家族経営専門の広報アドバイザーNNAの永野一美です。
ご縁を頂いた方へお送りさせて頂いている共感通信「永野さぁ～ん通信」のWEB版です。

先日、実家に帰った時、母が「心斎橋に買い物に行きたいわ。一緒について来てくれない？」

私：「いいよ。膝痛くなったらあかんから、タクシーで行こか。」早速タクシーを呼びました。

私：「運転手さん、心斎橋の大丸前までお願いします。」
　　「お母さん、なに買い物するの？」

母：「今度、友達のお孫さんの結婚式があるから、そこに着ていく服買いたいねん」

私：「家にいっぱい洋服あるやん。」

運転手さんは、私たち親子の話をニコニコしながら聞いていました。

信号待ちで運転手さんが「お姉さん、ちょっと口挟ませてもらうで。お母さんは折角の結婚式をオシャレして楽しみたいねん。」

まぁ同じ女性として、気持ちわからんでもないなと思いました。

その後も、ロングスカートのスーツを買って、そこに去年一緒に買いに行ったあのブラウス着て～と、母の妄想ファッションショーが始まりました。

タクシーの運転手さんが、「お母さん、大丸つきましたで！いい洋服と出会えるといいね。」

支払いを済ませた時、運転手さんが「黄色い袋に入ったのど飴4つを手の平に乗せて、にこにこ幸せ！（2個2個4合わせ）おおきに」と、見送ってくれました。

「おっちゃん、ありがとう！」私たちはタクシーを降りました。

母はその後、いつもの洋服の店員さんに「さっきタクシーのおっちゃんに、にこにこ幸せ！いうて、のど飴もらってんけど、あげるわ。今日1日幸せにな」と言って、渡していました。

その嬉しそうな母の顔をみて、ちょっとした言葉がけ1つで、お客様をここまで喜ばせる運転手さんは、素敵なだなぁと思いました。
私も相手に喜んで頂ける言葉を心がけていきたいなと思いました。