1位づくり戦略コンサルタント
佐藤 元相 さとう もとし
プロフィール
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ニックネーム
げんさん
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好きなこと
日本の山城や石垣を探訪
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出身地
大阪府
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好きな食べ物
大阪市生野区のお好み焼き「げんてん」
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仕事で一番得意な事
相手の1番の強みを見つけること
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好きな言葉
常に明るく前向きに
氏名と使命
自己紹介いたします。
名前の由来
漢文の先生だった私の祖父が「元相」という名前をつけてくれました。
人を元気にするような影響力のある男になって欲しいという願いが込められています。
商売の原点
中学生一年生の頃、お寿司屋さんでアルバイトをしていました。ある日、皿洗いをしていたら、大将が「げんちゃん それが終わったら、自転車で昨日の出前の桶を回収して来てくれるか」と桶とお寿司の代金を集金をしてくるように言われました。
「ハイ!」
元気よく返事をしましたが、桶の回収と集金は初めての経験でした。大将から、帳面を渡され開くと、お客さんの名前と住所と金額を書かれていました。私は、お客さんの住所を地図で確認しながら、鉛筆でチラシ裏の白紙にカンタンな集金ルートの地図を描きました。
大将は「『こんにちは!山海寿司です』大きな声で挨拶するんやで。お金をいただいたら、お客さんの顔を見て『ありがとうございます』としっかり言うんやで」演技を交えて商売の基本を教えてくれました。私はお釣り用のお金が入った巾着袋をカバンに入れて自転車に乗りました。
それから30分ほどで、桶の回収と集金を終え戻り、集金したお金を入れた巾着袋を大将に渡すと「えらい早いな!」と言って大将はパチパチとソロバンでお金の集計を始めました。私は回収したすし桶を洗っていると、「御苦労さん。お金ぴったりや!」座敷のテーブルに半分腰掛けながら「なんでそんなに早く回収できたんや?」大将は私に尋ねました。
当時、私は毎朝、新聞を配達していて近隣の土地勘があることや、効率よく配達する方法を集金に応用したと大将に伝えると大将は大きな手で「げんちゃん えらいなぁ」と言って頭をなでて誉めてくれました。月末になって給料日。お金の入った茶封筒を開けてみると、時給単価が30円アップしていました。むちゃくちゃ嬉しくて。あのときのことは今でも覚えています。
大将に「ありがとうございます」お礼を伝えると、「げんちゃん 頑張りや」と大将は笑顔で
励ましてくれました。
私は商売の本質をこのときに学びました。
もうあれからもう半世紀が経ちました。先日、改めてすし屋のあったところへ行くと、懐かしいあの頃の雰囲気はなく、店は無くなっていて、数件の家が建っていました。
すし屋は随分前に店を閉めたようです。
競合店ができたことや、お客さんが減って、商売がうまくいかず、店を閉めたのだと知りました。
大将のお店は小さかったけれど、お客さまへの思いは大きかった。競争には負けたかもしれないけれど、私の心に教訓は活かされている。あの時、笑顔で誉めてくれた大将の顔を思い出すと寂しい気持ちになりました。
私が今こうしてあるのも、あのときアルバイトでいろいろと教えてくれた新聞配達のことや、寿司屋の体験が私を支えてくれていると信じています。もし、今の私がタイムマシンに乗ってあの当時に戻ることが出来るのならば、お世話になった大将にありがとうと感謝の気持ちとランチェスター戦略を伝えサポートしてあげたいと思っています。
だからこそ、今、私ができることは、大将と同じように、地域で頑張る小さなお店の経営者を支え応援することだと思っています。それが大将への恩返しになると信じています。
私は、小さな会社、お店を元気にするため、私は全力で支えていく!それが私の使命です。