ランチェスター戦略を学んでいる社長が視察を希望した企業とは
こんにちは!
地元密着型リフォーム業界の儲かる仕組と
ツールづくりが得意なコンサルタント、
佐藤 元相(もとし)です。
沖縄でランチェスター戦略を学んでいる
社長の希望で、企業視察に向かった先は
地元密着で永代つづく会社を目指している
京田辺で創業90年の木村工務店です。
3代目の木村一彦社長が一番に話したことは
仕事に対する使命感でした。
木村社長の話
少子高齢化、着工棟数が減っていく中、
京田辺の地域は関西エリアでも珍しく
新築着工数、人口の増えている地域です。
そんな中、私たちの営業エリアは
本社を中心に30分圏内に設定して
新築・不動産、リフォームショップを
営んでいます。
エリアの設定は、天変地異があったときや
万が一のトラブルにも
早く対応できるように決めました。
私たちは
『家づくりで失敗する人を無くそう』という
想い・ミッションを全社員が共有して
仕事に取り組んでいます。
じつは最近、家のトラブルで困ったと
連絡を頂くことが増えています。
「なぜ建ててもらった会社に
依頼しないのですか?」とお聞きすると
「もうその会社がないんです」とか
「連絡してもすぐに来てくれない」
というのです。
友人や知人などに訊ね私たちの会社へ
連絡をしてきたことが分かりました。
ありがたいことです。
家づくりは人の人生にずっと関わる仕事です。
「儲かればいい」とか「安ければ売れる」とか、
家を商品のように考えている
無責任な業者が少なくありません。
家づくりは、家族の暮らしを
守ることも含めて仕事なのです。
地域の方に失敗して欲しくない。
これが私の本音です。
また、日本では戦後から
家は古くなったら壊す、
また新しく建て直すことを
ずっと繰り返してきました。
スクラップアンドビルドという考え方です。
私は間違っていると感じています。
環境に良くありません。
家は代々、世代を超えて親から子へと
受け渡していくモノ。
長く安心して暮らせるように
造らなければなりません。
私たちの大切にしている客層は、
地元の子育て世代の夫婦で豊かで、
快適な暮らしをしたいと考えている方です。
現代はストレス社会ですから、
家に帰ってくると“ほっと安心”して
くつろげるような空間づくりを
していきたいと思っています。
以上が木村社長のお話でした。
この視察から感じたことがあります。
作業と仕事を一緒に考えている方が
少なくありません。
工務店の仕事は
家をつくることではありません。
家づくりは作業です。
より品質の良いモノづくりを
実現していくことです。
では仕事とは何か!
私は、工務店の仕事とは
お客さまの豊かな暮らしをつくり、
守り続けることだと考えています。
顧客の立場としても
強くそう願いたいと思っています。
天変地異で地域が大変なことになっている
今だからこそ、経営者は高い意識をもって
仕事に取り組んで欲しい!
視察にご協力いただいた、木村社長。
ありがとうございました。
この記事を書いた人

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
1300社以上の指導実績をもつ。「下請け脱却戦略」をはじめ多彩なテーマで年間200回以上のセミナーを行っている。自ら主催する経営塾「あきない実践道場」には全国から経営者が集い、多くの成功事例を生み出している。
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