目指す未来を共有する!
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタントの
佐藤 元相(もとし)です。
前号では、社長の重要な仕事として、
経営の原理原則を理解し、
どこで1位になるのかを明確にすること、
情報を集めて分析すること、
そして、差別化戦略をきちんと定めること
についてお伝えしました。
しかし、新たな取り組みを継続するのは
とても大変なことです。
やりなれないことに着手するのには
相応のエネルギーが必要ですし、
しばらくは成果が目に見えず
「このままでいいのだろうか」という疑念に
さいなまれ辛い日々が続いたりするものです。
日々の営業や現場での仕事に追われ、
新しい取り組みは二の次になってしまう
こともあるかもしれません。
そういった状況を打開するために
必要なことがあります。
それは、あなたの願望を明確にすることです。
願望には「M」「V」「P」の3要素があります。
ランチェスター戦略を継続し、
顧客の心を動かすために必要な
「M」「V」「P」
Mは、「Misson=使命」
この会社を通じてどのように
地域に根ざしていくのか。
どのような貢献をしていきたいのかということを
外部に向けて具体的に表現しましょう。
「この会社は何のために事業をしているのか?」
ということをお客さまは、常に見ています。
「お客さま本位」と言っていても、
利益を優先させる姿勢が見えていたら
決して共感はしません。
社会的な使命感について、今一度見つめ直し、
言語化することが必要です。
Vは「Vission=展望」
10年、20年後、この会社をどうしていきたいか、
地域に対してどのような存在でありたいのか。
目指す目標や将来の展望について、
まとめてみましょう。
売上や規模などではなく、
お客さまに向けて魅力的に感じられるような、
お客さまが応援したいと思えるような
会社像を打ち出しましょう。
最後のPは「Passion=情熱」
住宅事業に対してどのくらいの
思い入れの強さを持っているのか、
どのような向上心を持っているのか。
本気度を言葉にしてみましょう。
これら願望の「M」「V」「P」を
明確にすることで、お客さまだけでなく、
従業員も目指すところを意識することが
出来るようになります。
この記事を書いた人

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
1300社以上の指導実績をもつ。「下請け脱却戦略」をはじめ多彩なテーマで年間200回以上のセミナーを行っている。自ら主催する経営塾「あきない実践道場」には全国から経営者が集い、多くの成功事例を生み出している。
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