こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
今日のテーマは
土壇場で力量が試される!です。
屋久島行きの飛行機が台風の影響で
フライトを見合わせるアナウンスが
流れました。
まさか!
鹿児島空港の空をみると半分は青空で
雲の流れは少し速いけれど、
フライトを見合わせるほどではないと
感じました。
宿泊予定だった屋久島のホテルへ連絡すると
現地は晴れているという。
しかし・・フライト予定時間から
1時間経過したとき、欠航のアナウンスが
流れました。
その後、すべての便が欠航となりました。
この企画、昨年の忘年会で「NNAの社内研修は
縄文杉を観に行くぞ!」と意気揚々と私は発表しました。
10ヶ月前に計画をした屋久島ツアー。
それが・・
台風25号の接近で、吹っ飛んでしまった。
屋久島行きのジェット船があることを知り、
ネットで検索しましたが、すべての便が
欠航となっていました。
私たちは鹿児島空港で完全に
取り残されました。
さぁどうする?
JALカウンターは、欠航となった便の
払い戻しの処理で並ぶ人でごった返していました。
こんなときは慌てても仕方がないので、
ランチを食べに行くことにしました。
鹿児島の黒豚とんかつを食べながら考えました。
まず、前提条件として、
屋久島行きはあきらめない。
永野の情報によると、
屋久島行きの飛行機は、明日、明後日の客席は満席で
キャンセル待ちが必要。
キャンセル待ちは全員が空港で
待機しなければならない。
キャンセルで8席、
確保できるだろうか?
ジェット船で3時間。
明日のジェット船の運航に、
賭けることにしました。
とりあえずは鹿児島で宿を確保することが
一番の仕事です。
永野はJALカウンターで払い戻しの処理を
担当してくれました。
長蛇の列です。
すべての処理に何時間かかるのか?というほどの
進み具合でした。
永野は待っている間にも、
ジェット船の情報を集めたり、
乗り場までの鉄道、バスのルート検索や、
フェリー情報などあらゆることを想定して
ルートを調べていました。
藤原は宿探しを担当してくれました。
連休の初日です。
8人が泊まれる宿はあるのか?
空港の総合案内で情報を集めました。
近隣のお勧めホテル
旅館組合の資料
観光局の電話番号
温泉旅館の地図
ネット検索(一休ドットコム)
順番にリストから電話をかけて
予約を確認しました。
お勧めのホテルはすべて満室。
一休も8人を確保できる
部屋がありませんでした。
旅館組合は数件リストをくれましたが、
宿泊可能なお宿は素泊まり
2万円以上でした。
予算は1人1万5千円程度です。
藤原が携帯をみて
「じゃらんなら4人部屋に空きがありますよ」と
調べた画面を見せてくれました。
しかし、私はじゃらんの会員ではないので、
この緊急事態にわざわざ会員登録して宿を探すことは
考えにありませんでした。
ある宿から連絡が入りました。
部屋を調整しますので
少しお待ちいただけますか?
私は連絡を待つことにしました。
「じゃらんの空き部屋数が減っていますよ!」
藤原が言った。
彼女は機転を利かせて
「4人部屋を2つ取りますよ!」とじゃらんで
個人登録しているIDで温泉宿を予約しました。
助かった!
これでなんとかなる。
「宿が取れました!」
彼女声にみんなの表情が緩みました。
「宿が取れたよ。安心して」
JALカウンターの長蛇の列に並んで
キャンセルの手続きを待っている永野に伝えました。
鹿児島空港で宿なし、
ここで途方にくれるわけはいかない。
気がつくと2時間経過していました。
バスに乗って鹿児島中心部へ移動する中、
思いました。
屋久島へいく計画は崩壊したけれど、
困惑の中でイキイキと行動する
スタッフの姿を発見することが
できました。
私は彼女たちの良いところを
改めて認識する機会を得ることができ
本当に良かった。
そう思うと、このトラブルも
チームの結束力を高める良い体験になったと
前向きに捉えられました。
土壇場で力量が試される!
そんな気づきのある鹿児島空港での
出来事でした。
さぁ今日はここまで!
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。