真田の里 沼田を観光地として活性化するため
ネーミングは重要な役割だと感じました!
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
今日のテーマは
ランチェスター商品戦略成功事例_ネーミングで差別化するです。
念願叶い!
ずっと行ってみたいと思っていた
真田の里 沼田城跡へやってきました!
東京駅から新幹線で高崎駅。
乗り換え、在来線にのって、
トータル2時間!
沼田駅に到着しました。
まず・・・
沼田駅の改札を出ると、
いきなり急峻な坂道が
待ち受けていました!
スゴい。
こんな地形を体験したことはありません。
この沼田にある山城は沼田城は、
標高約400メートルの標高台地にあり、
駅前と70メートルの段差がある
とても見晴らしの良いところです。
沼田城跡は続日本の名城100選にも
選ばれています。
なによりこの沼田城がスゴいのは、
戦国に終わりを告げる
大きなきっかけとなっる
歴史的に重大な意味をもつ
山城なのです。
にもかかわらず、
タクシーに乗車して運転手さんに
話を聴くと、ここ最近までは
沼田の認知度は低く
観光に訪れるお客も少なかく
静かな町だったと言います。
ここ最近までは・・・??
それが今は違う??
で・・・
どうなんですか???
観光客は確実に
増えているというのです。
沼田城を含め、この地域には
様々なイベントが企画されており
地方から沼田を訪れる観光客が
増えているのです。
それはなぜなのか?
沼田城跡の公園をボランティアで
ガイドをしている小池さんに
案内していただきました。
その昔ココは
火山の影響で湖でした。
大雨のたびに川から大量の水と
土砂が運び込まれたそうです。
やがて、湖は決壊して
川の水で土砂が削り取られて
河岸段丘になったと言います。
河岸段丘とは川が造った
崖なのです。
沼田城のある場所は岩盤の山ではなく
土が堆積したものです。
その内容を先日のNHKブラタモリで
河岸段丘を詳しく紹介していたと
教えてくれました。
そうか。。
観光客が増えた理由は
そこか?
しかし。
NHKのブラタモリの番組で
紹介されただけで
それほど観光客が増える
ものなのか?
メディアでクローズアップされても
観光誘致には一過性のものであり、
継続的に効果のあるものではないと
私は体験から感じています。
どこにその答えがあるのだろうか?
問いを持ちながら
沼田エリアを散策しました。
発見!
ヒントは観光案内所で集めた
パンフレットにありました。
そこに書いてあった
「ネーミング」だと直感しました。
それは、とてもセンスのある
ネーミングだと
思いました。
私はこのネーミングに
幻想的なイメージをもちました。
またある人には強く記憶に残る
ネーミングなのかもしれません。
そのネーミングとは・・
「天空の城下町」
でした。
「天空」です。
天空といえば、
天空の城
全国的に
播州 竹田城が有名です。

朝来市の写真を掲載しています
私はこの近所の鉢北スキー場が
ホームゲレンデでしたから、
竹田城のことは昔から知っていました。
人気スポットでもなんでもなく、
静かな山城でした。
映画やNHK大河ドラマで
取り上げられるようになり、
やがて
「天空の城」と
天空の城と紹介されて以降、
爆発的に観光客が増えたと言います。
まさかこれほどの人気スポットに
なるとは私も驚きでした。
言葉の持つ力は凄いですね。
日本の各地に、
高台にあるお城(山城)は多く存在します。
その数は数万箇所あると言われています。
しかし!
高台にお城も城下町もあるのは
ここ沼田だけなのです!
高台のお城+高台の城下町
=天空の城下町
素晴らしいネーミングですね。
そこで・・
群馬県沼田市の観光課へ
「天空」効果について直接連絡して
担当者の方からお話を聞きました。
天空の城下町
このネーミングは
ブラタモリの番組で命名され、
その後、天空の城下町を
観光地化として認知されるよう
あらゆる媒体に使って
広報していると言います。
天空の城下町 花火大会
天空のナイトクルージング
私は写真をとったあと
スケジュールを確認したくらいです。
どうです?
一度は行ってみたいと
思いませんでしたか?
沼田市観光課担当の方は、
ネーミングの効果について
3つのことを教えてくれました。
1つめは、
イベントやチラシ、パンフレットの
訴求効果が飛躍的にアップしたこと。
2つめは、
写真のイメージやデザインを考えるときに
天空から様々な発想ができるようになり、
イメージが作りやすくなったこと。
3つめは、
城と城下町が高台にある町は、
ココ沼田だけで、ネーミングで
町のイメージが良くなったこと。
です。
スゴいですね。
ネーミングは観光地として訴求力を高める
起爆剤になると感じました。
これまで私もクライアントに
「パン屋専門税理士」とか
「切削達人」など様々に命名しました。
他者との違いを一言でわかりやすく
伝わるネーミングは、差別化対策に
とても効果があることを実感しています。
とてもカンタンで
シンプルなことですが
私がネーミングをつけるときに
大切にしていることを
お伝えして最後にしたいと思います。
・読みやすい言葉
・発音しやすいこと
・覚えやすいこと
・言葉・文字から連想するイメージ
私が気をつけている
ネーミングのポイントです。
あなたの会社の特徴を表すネーミング
商品価値を高めるネーミング
他社と差別化するネーミング
スタッフと一緒にネーミングを考えてみると
良いかもしれませんね。
より発想力が拡がっていくことに
繋がることでしょう。
追伸、
天空の城といえば、
他に福井の大野城や
岡山の備中松山城が
マニアの間で人気です。
特に備中松山城には
江戸時代の天守が現存しており
天空となる姿は神秘さを感じる山城ですよ。
さぁ、今日はここまで。
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。