国境の島 離島の対馬で創業140年、企業存続の鍵はなにか!
その理由をblogに書きました。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
今日のテーマは
ランチェスター戦略成功事例_企業存続の鍵はお困りごと解決と発想力だ!です。
創業100年を越える会社は、
全国で3万3,069社と東京商工リサーチの
2017年調べにありました。
じつは、国境の島 人口3万人の離島の島
対馬にも数社あるのです。
その一つが太田商店です。
創業明治10年ですから、
現在140年続いている会社です。

ホテルベルフォーレの前は高い石垣の続く道になっています。
2017年7月21日対馬厳原の
ホテルベルフォーレ、
レストランにて、
五代目 太田会長(70歳)に
140年続く企業存続の鍵とは何か!を
お聞きしました。
会長が、これまでに
一番成功したと思った事業は何ですか?
成功よりも
失敗の方がたくさんありますよ。
昔のコトですが、
スタンダード石油と
代理店契約をしました。
白灯ランプの灯油の販売を
始めました。
しかし、すぐに対馬にも
電気がついたので止めました。
失敗というか、
いろんなことをやってきました。
私は通信事業に興味があったので、
携帯電話が出始めたころ、
セルラーの代理店契約を
しようと考えました。
電話は商売に必要な道具です。
「コレはいける!」と思いました。
しかしセルラー本部は契約に
難色をしめしました。
結果的に契約は見送りになりました。
なぜか?
対馬にアンテナが立っていないからです。
通信のアンテナがないのに、
「誰に携帯電話を売るのか?わからない」
というのです。
私は絶対に事業を成功させる自信がある!
だから代理店契約をして欲しい!
再度、本部へ交渉しました。
勝算がありました。
対馬から福岡に出張する人が
たくさんいます。
私もそうです。
出張先で携帯電話があれば
会社と連絡をとるのにとても
便利だと思ったんです。
「私と同じように考えている
人が絶対にいるはずだ」と思っていました。
そうして考えを伝えると、
本部と代理店契約をすることが
できました。
対馬で最初のセルラーの販売代理店です。
通信事業を始めると、
対馬の法人をはじめ、
多くのビジネスマンと契約を
するができました。ほんとうに良かった。
良い経験です。
なるほど。。
私は、会長の話を聴いて
想像しました。
対馬のビジネスマンが
福岡のセルラー代理店で
携帯電話の新規法人契約を
しようとすると。。。
必要書類に印鑑など
登記簿謄本、準備するモノが
たくさんある。
いざ、契約するときに、
「通帳が違います!」とか
「印鑑が間違っています!」と
間違いがあると、
対馬まで、書類を取りに戻るか、
また、後日の契約となってしまいます。
それが・・
対馬の地元にセルラーの
販売代理店があると、
さまざまなトラブイルや、
サポートについても、
すぐに対応してもらえるので
それはとても便利でしょう。
対馬の法人や個人で
福岡などへ出張するビジネスマン
に大変喜ばれたこと思います。
しかし、
よく思いついたモノです。
携帯電話のアンテナがない対馬で
携帯電話が売れる!と確信した発想力!
着目するところが違う。
対馬で最初のセルラー販売代理店は、
対馬に新たな需要を生み出し、
新たな市場を創っていきました。
自分が不便を感じていることは何か?
困り事はなにか?
そうしたことを探究すると、
新たなビジネスの可能性があるのですね。
これを顧客創造というのでしょう。
私は、140年続く太田商店
五代目 太田会長の話を聞いて、
企業存続の鍵は、
お困りごと解決と
発想力だと感じました。
さぁ今日はここまで。。
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。