社長は希望に満ちたゴールを示す!
そんなことをblogを書いた。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
今日のテーマは
ランチェスター戦略成功事例_やりたいという気持ちを 呼び起こすことができれば 人は可能性の扉を次ぎ次ぎと開けていくです。
高取山城へ向かって山を登り始めたとき、
「お父さん、もう疲れた」と、
か細い声が聞こえた。
お父さんと子ども(中学1年生くらいの男子)は
ベンチに腰を掛けていた。
子どもは、疲れた。つらい。
登りたくない。
帰りたい。
お父さんは、
「せっかく来たんだから、
もう少しがんばろう」と息子を
励ましていた。
「こんにちは!」と挨拶をすると
お父さんは子どもの肩に手をやりながら
「こんにちは!」と挨拶を返してくれた。
思わず、私は子どもに声を掛けた。
「ボク、ここは、日本一の山城で、
登山する道には、100年以上も前の
屋敷の瓦とか、茶碗の破片が見つかるよ」
子どもの顔にすこし笑みが浮かんだ。
親子は、再び歩き出した。
しばらく歩いていると、
白い陶器に青い柄のはいった、
茶碗の破片を見つけた。
「ボク ほらっ。これっ。茶碗の破片」
と言って後ろをあるく子どもに手渡した。
彼は破片を手の平にのせじっと観ている。
山の上から降りてくる人が私たちに
声を掛けてきた。
「こんにちは!この先にある
国見櫓から阿倍野ハルカスが見えますよ!」と
大きな声で言って、通り過ぎていった。
子どもの歩く速度が上がった。
しばらく山道を歩くと、
林の向こうに大きな壁が見えた!
近づくと、山を覆うような
石垣郡だった。
「おぉ」一緒に声を上げた。
圧巻だ。
私は「この石垣は豊臣秀吉の弟が
400年以上も前に造った
城の一部なんだよ」と石垣を手で
触りながら子どもに説明をすると、
親子は同時に、「へー」と、
何度もうなずき同じように
石垣を触っていた。
岩がむきだしの急な上り坂が
現れた。
戦国時代の頃、この山城で、
兵士は、どのように戦っていたのか?
でこぼこの地形が、
どんな役割をしているのか?
解説しながら一緒に登った。
歩きはじめて、
1時間を越えたころで、
「国見櫓へ50m」の案内板が現れた。
平坦な道を歩いくと
パッと視界が広がった。
町がキラキラしている。
空が広いくて高い。
大和盆地だ。
二上山の向こうに
阿倍野ハルカスを確認できた。
「ここに、当時の武将たちも立って、
同じように、町を見下ろしたはずだ。
たぶん、大坂城も見えただろうなぁ。」と
私はリュックから双眼鏡を取り出した。
私の横に立っていた彼に
「覗いてごらん」と双眼鏡を手渡すと、
彼は、双眼鏡を顔につけ、
ゆっくり右に左に動かした。
最後、山の頂上の城跡を見終えたとき、
お父さんは、「本当に助かりました。
あのとき声を掛けていただけなかったら
あそこで挫折していたと思います」と
深く頭を下げて
石垣の向こうに歩いて行った。
日本一の山城 高取城を
彼と一緒に登ることができて
私もとても楽しかった。
子どもにとって、
つらくて、諦め掛けたことが
幾度もあったかもしれないけれど、
最後まで諦めずによく歩いた。
苦難を乗り越えてきた。
この体験が彼の自信になることがあれば、
私も嬉しい。
そのとき思った。
やりたいという気持ちを
呼び起こすことができれば
人は可能性の扉を次ぎ次ぎと開けていく。
また、目指すゴールが、
希望で満ちていれば、
人は苦難を乗り越えていくことができる。
経営も同じだ。
社長が希望に満ちたゴールを示す!
私もスタッフがよりワクワクするような
楽しい未来をしっかり描きたいと
強く感じた1日だった。
さぁ今日はここまで!
今日のblogは、お役に立てたかな?
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはない。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。