縮小するマーケットで過当競争から脱却したいと
考えている経営者、2代目経営者の方へ
blogを書いた。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
本日のテーマは
ランチェスター戦略建材ショップ成功事例_
プラスワンの質問で業績を伸ばす方法
です。
出張先で困った。
小型マッサージ器(低周波治療器)の
パッドを忘れた。
ホテルの近くにドラックストアが
あったので寄ってみた。
店内を探したところ見当たらない.
店員さんに聞いた。
「オムロンのマッサージ器の
パットはありませんか?」
「あー、小型マッサージ器は
取り扱っていませんね」と
間髪入れず店員は言った。
近くで取り扱っているところを
知りませんか?と尋ねると、
「申し訳ありませんが・・」と
首を横に振った。
一方でユニークな店舗があるので
紹介しよう。
名古屋市に左官道具や、
大工道具などを取り扱う
小さな建材ショップがある。
このお店にはユニークな
ルールがある。
「○○はないの?」とか
「○○の取り置きはできる」など、
お店に来られた左官職人が
尋ねたことに対して
「取り扱いがあります」とか
「ありません」とだけ対応するのではなく、
プラスワンの質問をすることが
ルールになっている。
たとえば、
・どんな場所で使うのですか?
・どんな作業で使うのですか?
・今すぐ必要ですか?
と言った具合に。
プラスワンの質問をすることで、
職人の困り事を引き出し、
できることはすぐに対応する。
または代替品の提案を
することもある。
お客さまから質問を受けて
対応したことは
お客の声として社内で
共有する。
社内共有は毎朝の朝礼で
行われている。
スタッフ各自が
「昨日こんなことがありました」と
必ず「お客さまの声」を発表する
規則になっている。
朝礼で共有されたお客さまの声は
社長に集められる。
そうする中で左官コテに関する
要望が多いことが分かってきた。
さらに他店よりも取り扱っている
左官コテの種類が多いことを知った。
要望の高い左官コテを増やさせば、
よりお客さまのお役にたてると判断した。
販売スペースを広げ、左官コテを増やした。
この建材ショップは左官コテで
地域1番の品揃えとなった。
その結果、職人たちの口コミが広がった。
「左官コテなら毛受建材だろ」
ライバル・競合店が密集する激戦区の中、
毛受建材ショップは
プラスワンの質問をすることで、
左官職人のお役立ちできる1番の店づくりを
目指している。
さぁ今日はここまで!
本日もお付き合いくださり
ありがとうございます。
編集後記
今日は彦根城を紹介しましょう。
彦根城は平山城で、江戸時代に造られた天守や櫓、
珍しい登り石垣などの遺構を観ることができます。
国史跡の天秤櫓は長浜城の櫓を移築したと
伝えられています。
美しいですね。
また中世戦国時代の山城で防衛機能の一つ
だった堀切を応用した構造も確認できます。
戦国期の戦闘機能をリアルに体感できる
お城です。
ロマンに満ちていますね。