ランチェスター弱者の戦略事例_
絞り込みでお客は減るんじゃないですか?
小さな会社専門
利益を2倍に高める
経営コンサルティング会社
ランチェスター戦略を事例で学ぶ
社長のための経営塾・研修を
大阪・東京で運営している。
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相(もとし)です。
小さな工務店の営業力強化研修で
ある会社の社長が
絞り込みで
お客は減るんじゃないですか?
と私に質問を投げかけた。
頂いた質問の回答によい事例があるので、
紹介したい。
今朝、
アメリカで観戦できるツアーが人気急上昇!
ということをNHKのニュースで知った。
GWの海外旅行でアメリカ人気が
高まっているという。
今、話題の二刀流選手、
エンジェルスの大谷翔平と
マリナーズのイチローの所属する
チームの直接対戦カードが
ちょうどGWに組まれているというのだ。
情報を提供していたのが、HISスポーツ部と
紹介されていた。
そんな専門部署があるのか・・と
ネットで調べた。
「スポーツ観戦 旅行会社」と検索すると
スポーツ観戦・スポーツ体験ツアーなら
エイチ・アイ・エスとページの
トップに表記された。

大リーグ観戦ツアー
大谷翔平の人気もあり、このカードを
観戦したい人からの申し込みが
とても増えているという。
エイチ・アイ・エスの絞り込み!
ランチェスター弱者の戦略
「弱者は強者と違ったやり方で
差別化しなくてはならない」
私たちのような小さな会社は、
人や物やお金など資源に限りがあるので、
競争の範囲を細分化して、
特定場面に集中的に力を投入すると
勝機がつかめる。
それが絞り込みである。
しかし、単に「絞り込み」が重要
とだけ聞くと、
先ほどのように
「うちの見込み客が
すくなくなるんじゃないですか?」という
声が聞こえる。
たしかに市場全体のお客さまの数は
減るかもしれないが、
自社を選んでくれるお客さまの数は
増える可能性は高くなる。
さらにお客の立場から観ると、
なんでも揃っています!
なんでもできます!
言われるよりは、
これが得意です!
とはっきり言ってくれる方が
わかりやすく選びやすい。
弱者の戦略は小規模1位主義
小さな会社は絞り込んで
自社の得意分野で1位を
つくりだすことにある。
最後にもう一つ。
例えば、私が旅行を計画するとなれば、
「地方のお城巡りもいいなぁ」と
インターネットで検索するだろう。
で実際に
「日本の名城 旅行会社」と
検索してみると!
おぉ!
出た!
日本の名城特集
日本100名城に絞り込んだ旅行会社の
サイトが1番目に出てきた。

日本の名城 観光ツアー
この会社だけが日本の名城を専門に
していた。
他にはない!企画にワクワクする。
編集後記
今日は日本の名城
岡山城の月見櫓と石垣を紹介します。

岡山城 月見櫓
月見櫓は国指定重要文化財です。
1620年代に第4代城主の
池田忠雄が築きました。
石落としのある出格子窓を
備えて臨戦の備えをしています。
また、
岡山城の石垣はさまざまな年代に積み替え
られており、いろんな表情を楽しむことが
できます。
この石垣の石は表面を平らに
削った割石を不規則に積み上げています。
これを乱積みといいます。
すき間が多くて水はけがよい反面、
敵にとっては登りやすい構造になっています。
面白いですね。
岡山城 月見櫓
最寄り岡山駅