受注が安定しなくて困っている工務店の社長に
blogを書いた。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相(もとし)です。
本日のテーマは
ランチェスター経営戦略_
工務店のお客づくりの設計図とは
です。
数年前のこと、
ある補聴器メーカーからの依頼で
チラシ集客の方法について研修を担当した。
新商品の販売で、お店の認知を高め、
店頭への集客効果を高めることが目的だった。
私の他、もう一人講師の方がおられた。
その方は店舗設計を得意とする専門家だった。
講師は、日本でトップクラスの
テーマパークの店舗アドバイスを
しているという。
店舗のレイアウトや陳列方法を変えるだけで、
お客さまが店の中に入りやすくなることや、
お客さまが商品を手に取りやすくなる考え方
を事例で紹介していた。
私にとっては全く専門外のことだったので、
購入率を高めるための店舗設計の知識に関する
お話はとても興味深く新鮮だった感覚を
今も覚えている。
店舗レイアウトの設計方針が見える!
その研修の帰り道、駅へ向かう商店街
を歩いていたときのことであった。

天神橋筋商店街
ある店舗の前で気がついた。
「スゴい!この店はルール通り取り組んでる!」
またある別の店の前では
「この店は損をしているなぁ。
これは間違いだらけで、むちゃくちゃや!」
と思った。
研修で知識を得たことで、商店街を歩いて、
全く意識していなかったことに気づいた、。
店舗レイアウトや陳列方法を学び知識を
学び、得たことで、見えなかったものが
見えた瞬間だった。
知識を得たからこそ見える世界を体感した。
「何が正しくて」
「なにが間違っているのか」
知識を得ることで、
わからなかったことが、わかってくる。
今まで見えなかったものが、見えてくる。
経営戦略も同じだ!
昨日、LIXIL様主催で工務店経営者を対象に
価格競争から脱却するための経営セミナーを
担当した。
研修を終えて、参加者に今日1日の
気づきをシートに書いてもらった。
その中のコメントに
「社長として、経営に対しての
1丁目1番地が見えたように思う」
と書かれてあった。
じつは、このコメントを書いてくれた
工務店の社長は、
「安定的に受注がしたい」と
研修最初の課題に記していた。
経営はカタチがないので捉えどころがない。
なのでどこからどのように手をつければいいのか?
全くわからない。
工務店の現場では詳細な設計図があり、
設計図に基づいて作業が行われる。
しかし、
経営の現場ではお客づくりの詳細な
設計図を持ち合わせてない!
今日はその設計図の作り方を
わかりやすく伝えた。
先ほどの工務店の社長からいただいた
「見えてきたように思う」
というコメントは社長自身が
経営の基本設計の考えの一部を
理解したと私は感じた。
とても嬉しかった。
私が目指したゴールがここにあったからだ。
経営知識や戦略事例の深く学ぶことで
会社の未来が見えてくる。
社長の経営知識は
会社の未来をつくる強い礎となる!あなたはお客づくりの設計図を作って
会社全体で共有しているだろうか?お客づくりの設計図
この5つの質問に自社の取り組みを書いてみましょう。
1.理想とする顧客はどんな人ですか?
2.理想とする顧客が望む家はどんな家ですか?
3.営業エリアは最大どこまでですか?以上の3つを踏まえて
4.新しいお客さまをつくる仕組みはありますか?
5.紹介の仕組みはどのようにしていますか?
ある工務店の業界誌で私のコラムが
人気ランキング1位になった。
コラムをわかりやすくblogに書いている。
繁盛する工務店blogはこちら
編集後記
今日は岡山城の西の丸櫓を紹介します。
1603年(慶長8年)
戦国時代に造られた先頭モードの櫓です。
国指定重要文化財岡山城西丸西手櫓

西の丸櫓 大きな岩の上に石垣が積まれているのがわかります。
櫓の特長は格子付きの出窓です。
これは城外を監視していた証なのです。
平和な時代になり、
西の丸は隠居をした歴代藩主が
住むようになりました。
じつは、この櫓は表通りにビルが建てられて
ひっそりと何年も隠れていました。
あるとき、ビルが老朽化して取り壊した
ところ、突然に櫓が現れ、市民はびっくり
したようです。
いまではすっかり観光名所になりました。
現在、この場所に建物を造らないよう
市民が岡山市に嘆願しているといいます。
面白いですね。