吉本興業創業の地で
小さなうどん店が取り組む
商品開発秘話
小さな会社専門利益を2倍に高める
経営コンサルティング会社
ランチェスター戦略を事例で学ぶ
社長のための経営塾・研修を大阪・東京で
運営している1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相(もとし)です。
私のオフィスは大阪天神橋筋商店街の
近くにあります。
その大阪天神橋筋商店街は、
アーケードの長さが2.6km続く
日本で一番長い商店街です。
天神橋1丁目から始まって天神橋6丁目までの
商店街には、飲食店やスポーツ店、
不動産会社、マッサージ店、小さなお店など
600店舗を超えると言われている。
これだけの店があると人が多く集まる
反面、店舗間の競争も激しいのが現状です。
大阪で一番の激戦区といっても
過言ではないでしょう。
そんな中、小さなうどん店の
商品戦略について紹介したいと思います。
そのうどん店は大阪天満宮の北側、
星合い池の奥にある
星合茶屋(ほしあいぢゃや)といいます。
路地を通り抜けると、
時代劇に出てくるような
茶店が目に入ってきます。
じつは、ここ。
吉本興業創業の地。
茶店の看板メニューをよく見ると
「すべらんうどん」です。
となりは大阪天満宮
学業成就 ここは受験の神様
御祭神は「菅原道真公」。
受験のシーズンになると
全国から受験生や受験生の親が
集まる。人気のスポット。
絶好のロケーションに
星の茶屋があるのです。
すべらんうどんって
ネーミングがいいですね。
縁起担ぎにぴったり。
うまくできているなぁと思って
お店の方に
「なにがどうなってすべらないのですか?」
と聞きました。
じつは
このうどんができたきっかけは
社長が幼い頃に事故をして、
目やカラダに障害がのこった
ことからだといいます。
うどんを食べるとき、麺がすべって
思うように食べられない。
その様子を見たお母さんが、
なんとかしたいと考え、
麺に、ある細工を施すと、
麺がすべらないように
なったといいます。
それがこのうどんです。
平らな麺の真ん中に
立て切り込みが部分的に入っており、
箸が入りうどんを吊すように持ち上げる
ことができるのです。
名付けて「すべらんうどん」です!
「すべらない」を大阪弁で
「すべらん」というところから
地元になじみのある名前がつけられた。
なぜここでうどん店を始めたのか?
お店の方に聴いてみました。
お母さんは天満宮さんへ
こどものカラダが
少しでも良くなるように・・と
毎日、祈願に訪れていました。
そのことを知った宮司さんが、
天満宮の境内の離れにあたる星の池で
うどんのお店をはじめてはどうかと
お母さんに提案したのが、
きっかけで開業に至ったといいます。
すべらんうどん
今は、お笑い芸人さんが
ネタがすべらんようにと来店したり
外国人にも食べやすいと人気をあつめ
受験生だけではなく、
幅広くさまざまな客層から
人気を集めています。
すべらんうどん
子どもを愛する親の気持ちが形になった
すべらんうどん。
強い思いがあれば現状は打破できる。
最後に、
ランチェスター戦略の視点では
商品で1番価値があるのは、
どんなに小さい市場規模でもいいから、
1位の商品を手に入 れることである。
何かで1位になると
営業がやりやすくなり、
収益性も格段に良くなる!
さぁ今日はここまで!
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。