1位づくり戦略のプレゼン方法
あきない実践道場第8講
1位づくり戦略の取り組み発表会。
目的は、
「社長が自社の戦略を社員に理解してもらう」
ことである。受講生は自社の戦略を10分で発表する。
1位づくり戦略のプレゼン手順
戦略の取り組み発表は概ね3つに構成される。
1.願望(ビジョン・ミッション)を
語ることから始まる。
仕事を通して何を実現したいのか?
その思いを語る!
2.つぎに、弱者の戦略ルールに基づき
自社の戦略を発表
・客層戦略 1位を目指す客層の決定!
・商品戦略 1位を目指す商品の決定!
・地域戦略 1位を目指す地域の決定!
3つの1位を明確にする。
3.そして、営業戦略・維持戦略から
営業戦略 新しいお客の作り方
維持戦略 リピート・紹介を増やす方法
以上の戦略から具体的な実行計画と
実行の成果を発表する。
あきない実践道場第8講は、
6ヶ月間継続し学んだ
ランチェスター経営戦略を
自分の会社の事業に合わせ、
1位づくり戦略と取り組みを伝える。
そして我々講師や仲間から
フィードバックを受ける。
第三者の客観的な視点が
経営にバランス感覚を注入する。
着眼大局 着手小局
経営全体の状況を
俯瞰的に広い視点で捉え
ものごとを小さく分けて
細心の注意を払って実行する。
以上の手順で発表することで
事業の全体像を明確に把握することができる。
経営資源に恵まれた大企業と違い、
経営資源の乏しい小さな会社は、
間違った経営のやり方をしていると
即刻自滅してしまう。
東京商工リサーチで毎年発表される
全国倒産企業状況で
倒産の8割は30人以下の会社で
あることからもよくわかる。
経営戦略の知識は蓄積するモノではなく、
行動することで初めて活かされる!
終了後、見学参加のある社長が言った。
「社長が部下に自社の戦略を伝えるのに
このやり方は使えますね!」
まさに!
最後に、
大西さんは、誰よりも早く会場に入り
プリントアウトしたパワーポイントの
資料をめくり、ストップウォッチを
片手に取り組み発表の練習をしていた。
彼のニックネームはまじめちゃん。
手にした事業戦略の資料が震えていた。
私は彼の学びに対する意気込みに感動した。
あなたは目指すべき1位を明確に示しているだろうか?
働く人にとって先行きの見えないゴールほど不安なものはない。
最後は恒例 裏道場
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