営業ツールでお客様との関係づくりに効果的なモノがいくつかある。
その一つが、共感通信である。自らの体験をA4用紙一枚にまとめて定期的にお客様に伝えていくもの。
幼い頃の思い出や体験をストーリーで伝えていく。
あきない接点道場で共感通信をつくるワークショップでのこと。

あきない接点道場大阪10期
「幼い頃、家族との思い出を書いてみよう」というテーマで体験を描き起こす。
みんなに考えてもらっている時、ふと、私も思い出した。
テーマは「いなり寿司と吉本新喜劇」。
小学校6年生のころ、ある日曜日の朝、母に
なんば花月の吉本新喜劇へ連れて行ってもらいました。
母はチケット売り場で「小学生2人分」と言って
入場券のお金を払いました。
「おかあちゃんの分は払えへんの?」と聴くと「仕事があるから、終わる頃に迎えにくるからな」とって映画館のようなドアを開けて劇場の中に入っていきました。
母は兄弟4人分のお弁当(市場で買ったいなり寿司)が入った大きな袋を「お兄ちゃん おなかすいたらコレみんなでたべたらええからな」と言って私の座った席の横に置いて会場を出て行きました。
一番前の席。大きな幕が聞き慣れた音楽と合わせてあがっていきました。
ライトが当たったところに、テレビで観たことのある「夢路いとし喜味こいし」や「中田ダイマルラケット」など有名な人が次々と出てきました。
当時、寛平ちゃんは若手で演技というよりも、跳び蹴りなどのからだをはった芸をしていたことを覚えています。
朝の舞台公演が終わって、昼、そして夜の最後まで、兄弟4人でいなり寿司を食べながら漫才や演劇をずっとみて笑っていました。
いなり寿司を食べると当時のことを思い出します。
今でも忘れられない懐かしく大切な思い出です。

中学一年生の頃 兄弟と
ここまで。
思い出は人生の宝だなぁ。
両親や兄弟に感謝の気持ちでいっぱいになる。
このワークショップを通じてそんな気持ちも共有できれば嬉しい。あきない接点道場大阪10期にて。