築地市場の移転問題を定点観測する
豊洲移転問題 現場の声を聞く
ニュースを見ると築地市場の移転問題で補償や環境汚染など様々な課題がクローズアップされている。

築地市場
先日、築地市場の中のあるお店で食事をした。
これまで何度か訪れているので少し顔なじみになっている。
私は店主に「移転問題いろいろ出てますけど、このお店はどうするんですか?」と尋ねると「じっさい、ここまで空回りして、反対も多く、移転はないんじゃないですかね」と話してくれた。
「でもね。移転しないならしない!移転するならする!はっきり決めてもらわないと困るんですよ」と店主は豊洲への移転が宙ぶらりんになっている事が一番良くないという。
なぜ?
「移転しないならすぐにでも雨漏りの工事をするし、移転するのならもう少し我慢しようと思ってるんですよ」と強い雨が降ると店の中が大変なことになるという。

築地市場 雨漏り問題
これまでになかった豪雨の影響で店の雨漏りがひどくなっている。
雨漏りの改修費用の負担は自己責任だから仕方ないが、改修工事をした途端に「移転が決定」なんてことになるとやるせない。だから早く決めてほしい!お客さんに一番迷惑がかかる。
定点観測する
豪雨が築地市場の移転に大きく影響を与えている。ニュースからは伝わってこない話だった。
築地市場の移転問題は私に直接関係するものではないと感じていたが、店主の話を聞くことで、「そんな時自分ならどうするだろう」と自分に置き換えて考えることのできる身近な問題になった。
ニュース情報は客観的なものであるのに対して直接現場で集めた情報は人間的なものであると感じた。

築地市場と勝鬨橋
問題に一歩踏み込む
定期的に現場へ足を運び関係する人に会って話を聞く事で、これまでとは違った一歩踏み込んだ状況や問題を知ることができる。 お知らせ 月に一度は戦略を学び自社の経営を客観的に見直したいという声から企画した。 ランチェスター戦略を事例で学ぶ特別1dayセミナー【募集開始】特別セミナー!事例で学ぶ小さな会社の営業戦略