こんにちは。
1位づくり戦略 NNAの藤原です。
先日、法隆寺へ行ってきました。
聖徳太子が建立した
世界最古の木造建築 法隆寺
中でも、ひときわ古い建物が、
釈迦三尊像を本尊とする国宝・金堂です。
金堂には、本尊・釈迦三尊像と
13体の仏像が安置されていて、
古より人々が祈りを捧げてきた
神聖な空間です。
この金堂の壁には、7世紀後半から
8世紀前半に描かれたとされる
壁画があったそうです。
大壁や小壁12面に描かれた古代仏教絵画。
しかし、残念なことに
1949年に金堂内から出火して、
壁画は表面の彩色をほとんど
失ってしまったのです。
堂内の工事中に出火したのだと、
係の方に教えていただきました。
あまりにも残念で仕方がありません。
釈迦、阿弥陀、弥勒、薬師の
浄土の世界を表現していた壁画。
見たかったです…
壁画の絵葉書が販売されていたので
買って帰りました。
この絵葉書は、焼損前に撮影された
壁画写真により再現したものだそうです。
調べてみたら、1916年に撮影した
ガラス乾板(かんぱん)約150枚が、
東京国立博物館東京でみつかり、
火災で焼損する前の姿を探る重要資料として
注目されているという記述がありました。
この絵葉書の絵画が12面の壁に描かれ、
その中に13体の仏様。
想像するだけで、神聖な空間
というのが伝わってきます。
果てしなく続く時の中で、
数えきれない人々の祈りを受け取り、
心を癒やしてきた空間。
心が穏やかに、そして清らかに
なっていくように感じました。
聖徳太子1400年遠忌を記念した
ご朱印帳があったので購入しました。
木で作られた表示には、
聖徳太子が2歳の春、
東を向いて手を合わせ
「南無仏」と唱えた説話上の姿が
表現されていました。
その場でご朱印をいただきました。
通常は、17条憲法の第1条
和をもって尊しとなすと
書くそうです。
でも、その2歳の聖徳太子の姿の
すぐ後ろのページなので
南無仏と書いてくださいました。
ありがたいです。
ゆっくり拝観したあとは、
歴史的建造物を使った趣のある和カフェ
布穀薗(ふこくえん)で奈良の素材に
こだわったランチを堪能しました。
土砂降りでしたが、楽しい時間でした♪