「ランチェスター1位づくり戦略」で
あなたの会社が強くなる!のエッセイを
掲載する理由について記しました。
私の人生の目的は相手を元気になってもらうことです。
エッセイを読み終えたときに、あなたが
「今日も元気がでたわ」と感じてもらえたら
これほど嬉しいことはありません。
私が中学1年生の頃、
家の近所のお寿司屋さんで
アルバイトをしていました。
ある日、皿洗いをしていたら
「げんちゃん、それが終わったら
自転車でおけを回収して来てくれるか」と
昨日出前に使ったすし桶とお寿司の代金を
集金してくるように言われました。
私は、お客さんの住所を地図で確認しながら、
鉛筆でチラシの裏の白紙にカンタンな
集金ルートの地図を描きました。
そしておつり用のお金が入った巾着袋を
鞄に入れて自転車に乗り出発し30分ほどで、
桶の改修と集金を終えました。
帰ってくると「えらい早いな!なんで
早く改修できたんや?」と大将は私に聞いてきました。
当時、私は毎朝、新聞配達をしていて
近所の土地勘があることや、効率良く
新聞を配達する方法を応用したと大将に
伝えました。
すると大将は大きな手で「げんちゃん、
えらいなあ」と頭をなでて誉めてくれました。
月末に給料袋を空けると時給単価が
30円アップしていました。
次の日、大将に「ありがとうございます」と
お礼を伝えると「頑張りや」と笑顔で言ってくれました。
あれから40年が過ぎました。
先日、改めて寿司屋のあったところへ
行ってみると、数件の家が建っていました。
寿司屋はずいぶん前になくなっていたようです。
競合店ができたことや、お客がんが減って
商売がうまくいかず、店を閉めたのだと
知りました。
とても残念です。
もし、私がタイムマシンにのって
当時に戻ることが出来るのならば、
お世話になった大将に、ランチェスター
戦略のやり方を伝えてサポートしてあげたい!
しかしそれは叶いません。
私の天命は人に元気や勇気を与えることです。
寿司屋の大将と同じように
地域で頑張る小さなお店の経営者を
支え元気になってもらいたい!
その思いを込めて、このエッセイを
あなたにお届けしています。
令和3年1月吉日
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相