本日のテーマは「あなたは
使命感を伝えていますか?」です。
このコラムでは、私の体験を通して
ランチェスター戦略の要点を伝えて
いきます。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
ある晴れた日。
小さなイタリアンレストランで
仲間と食事をしていた。
私は白のワインを頼んだ。
「これで宜しいでしょうか?」
若い男性がボトルをもってきた。
私が頷くと彼はソムリエナイフで
コルク栓を開け始めた。
その仕草がどうもぎこちない。
「なんや。自分、へたやなぁ」
と私は彼に言った。
「申し訳ありません。
ボクは厨房でずっと料理を作っていて、
今日からホール担当になったんです。」
と彼は頭を少し下げて笑った。
私は彼に興味をもったので
「何で料理の仕事をしようと思ったの?」
と聞いた。
彼は
「大学に入学して2ヶ月で辞めました。
どうも思っていたのと違うと感じました。
それから手に職をつけようと
東京のレストランで6年ほど修行しました。」
と食べ終わった皿を持ちながら答えた。
「そしたら将来はイタメシ屋で独立?」
と聞くと彼は
「6年間働いていろいろ
考えることがありました。
貯金してもう一度
大学に行こうと思いました。
で、この春に受験しました。
大学では自己推薦の制度があり、
料理の経験がここでも活かせました」
という。
「へー。今から?大学へ行って何するの?」
と聞くと
「ボクは幼い頃から薬を飲めない体質で
病気になるとお医者さんは困っていました。
今は漢方薬のおかげで元気ですが。
両親は大変だったと思います。
じつはボクのような人がたくさんいて、
でも漢方薬は高くて
買いたいけど買えない人や、
継続して購入できない人がいるのが
現実なんです。
そうした人達になんとか
お役に立ちたいと思い
大学で学ぶことを決めました。」
と彼は自分の体験を話してくれた。
若い彼の「使命感」が伝わってきた。
きっと彼ならやってくれる。
頑張って欲しい!
心から応援したい気持ちになった。
彼の使命感は私の心を動かした。
あなたの使命感を伝えていますか?
さぁ今日はここまで!
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日もお付き合いくださり、
ありがとうございます。