アフターコロナで選ばれる工務店になるために
こんにちは!
地元密着型リフォーム業界の儲かる仕組と
ツールづくりが得意なコンサルタント、
佐藤 元相(もとし)です。
先日のこと、ある工務店の社長が、
「昨年6月から特定の地域に継続的に
配布していたチラシを3月に辞めた」
というのです。
チラシには手書きで
自分の家族との思い出や、
仕事に対する想いなどを書いており、
地域住民との関係が少しずつ
できあがっているように感じていた
矢先のことでした。
私は「なぜやめたのか?」
気になって聴いてみると、
「新型コロナの影響で
チラシの数が減ってるみたいです。
その理由は、チラシにコロナ菌でも
ついていたら大変だからだと思うんです」
と腕組みをしたまま言いました。
新聞の折り込みチラシが減っている。
この地域は年配者も多い。
新型コロナウイルスに
恐怖心を抱いている人も少なくない。
だからスーパーやドラッグストアも
チラシを控えたのだろうというのです。
私も「なるほどなぁ・・・」
確かにテレビのワイドショーを
朝から晩まで観ていたら
恐怖におののくことも納得できる。
しかし・・翌日、ふと思いました。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーが
無くなるかもしれないというデマで、
スーパーにはたくさんの人が
集まっていたし、ドラッグストアも
マスクを求める人で行列ができていた。
小売店は特売を控えて
集客を抑制していることや
営業時間短縮を配慮して
織り込みチラシを控えた。
人が集まると
クラスター感染になりかねない。
日本新聞折込広告協会は、
3月の折り込みチラシの平均枚数は、
前年同月と比べて3割減っているという。
4月は3月より厳しい状況だと
発表していました。
混雑回避のためだったのです。
工務店の社長がポスティングを辞めた
という理由に、お客は新型コロナウイルスの
菌がチラシについているかもしれないから
お客は恐怖と感じているという説得力のある
説明に同意してしまった私は馬鹿でした。
私の頭も
コロナウイルスでやられていました。
ちまたでは、新型コロナウイルス感染拡大の
影響だから・・とハウスメーカーをはじめ
地域の工務店まで営業を自粛しています。
営業とは売り込むことだけなのでしょうか?
OB客はステイホームで
窮屈な想いをしている。
とても困っている。
お客が困っていることを放置した状態で、
営業を自粛していいのでしょうか?
そんなときに
「大変ですが・・・。
一緒に乗り切りましょう」
と電話一本、ひと声掛けてくれる工務店が
アフターコロナで選ばれるのだと私は想う。
コロナウイルスで脳が洗脳されないよう
心がけていきたい。