私の地元 島根の魅力発見♪
「古代の人々が愛した「勾玉」の一大産地」
こんにちは。
1位づくり戦略 NNAの藤原です。
神話のふるさと島根県出雲地方は、古代より勾玉の生産が盛んな土地です。
特に温泉地として有名な玉造は、古墳時代から奈良・平安時代にかけて、勾玉や管玉などを作り出していた「玉」の一大生産地でした。
さっそく、出雲玉作資料館へ行ってきました。
この資料館には、
玉作り遺跡から出土した玉の未成品や
砥石などの工具を展示してありました。
玉作りに使われていた道具や
製作工程の詳細も展示してありました。
玉は、「魂」と通じ、呪性、宝性、
祭性を持つと言われています。
古代の人々は玉に孔をあけ、
紐を通して身に飾っていました。
埴輪も玉を飾っていました。
古代の人々の精神生活が伺えます。
これらの玉の材料となる石は、
出雲国風土記には、「玉作山」として
登場する花仙山(かせんざん)から
採取されました。
現在はなだらかな山ですが、
約1500万年前は多量の溶岩を
噴出する火山だったそうです。
花仙山は、全国では唯一となる
「青」「赤」「白」三色全てのめのうが
豊富に採掘できる貴重な山で、
その山麓には玉作りを営む集落が
50カ所近くあったと伝えられています。
花仙山の良質なめのうで作られた勾玉は
大和朝廷に唯一献上を許され、
全国へ広まったと言われています。
近くの玉造史跡公園には、
工作工房が復元してありました。
帰り際、資料館の方が
「わざわざ来ていただいて!」と、
碧玉の原石をくださいました。
次回は、日本最古のお守り
「勾玉」の神様を祀る
玉作湯 (たまつくりゆ) 神社へ行きたいです。
出雲玉作資料館
〒699−0201
島根県松江市玉湯町玉造99-3