本日のテーマは
「50代はすべての分野で
最下位」
です。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
さとうもとし です。
前回は「部下のやる気を高める仕掛け」に
ついてblogを書きました。
今日は
「ビジネス基礎力 20代後半ピーク
50歳以上は最低の結果」
という内容でblogを書いていきます。
ビジネス基礎力テスト
ビジネスの知識や仕事を勧める上での
コミュニケーション力などを問う
ビジネス基礎力テストの調査結果が発表
されました。
(2020年1月6日日本経済新聞より一部抜粋)
調査は、人材育成支援の
ラーニングエージェンシーが
ビジネス基礎スキルのテストを
受けた5万5千人の結果をまとめていました。
ビジネス基礎テストは4つの分野で
構成されています。
・ビジネス知識
・仕事の計画力
・仕事の進め方
・コミュニケーション
調査結果は24歳以下から50歳以上まで
年齢別に7つに分類されており、
100点満点のテスト結果は、
20代後半で最も高く、
50歳以上は4つの要因すべての分野で
最下位でした。
私も50代。
多分、最下位だろうなぁ。
そのときふと、思いました。
ビジネス基礎スキルテストは対象が
サラリーマンです。
内容もすべて戦術系です。
経営に大きな影響力を与えるのは、
ビジネス基礎スキルより、
社長の経営能力です。
そこで、仮に社長を対象に、
経営の知識や仕事を勧める上での
実行力を問う
経営能力基礎テスト
があるとすると、どうなるのか?
考えてみました。
経営力基礎テストはお客づくりに
直接影響を与える5つの分野を
ランチェスター法則から
用いることにしました。
1.客層対策力
2.商品対策力
3.地域対策力
4.営業対策力
5.リピート対策力
得意な客層が明確にされているか?
差別化した強い商品があるか?
特定エリアに集中して
お客づくりをしているか?
新しいお客づくりの仕組みは
機能しているか?
リピート・紹介率は50%を越えているか?
以上の5つの要因は個別に機能するもの
ではないく総合力ですから、
掛け算で合計点がアウトプットされる。
客層対策×商品対策×地域対策×営業対策×リピート対策
その合計点は、
従業員一人あたりの粗利益額となるのです。
(パートさんは0.5人として計算)
あなたの会社の従業員一人当たりの粗利益額が
算出されたら、つぎに・・
あなたの業界の
従業員一人当たりの粗利益額と比較してみると
その差異が実力として数値化される。
たとえば、
・木造建築 1,071,3万円
・製造業 882,6万円
・卸売業 993,6万円

(ランチェスター経営 平均従業員数 17.5人 黒字企業 TKC調査より)
いずれも、
従業員一人あたりの粗利益額です。

中小企業、一人当り年間粗利益調べ ランチェスター経営株式会社資料
従業員一人当たりの粗利益額が
平均以上、平均程度、平均以下なのか?
以上の結果から、社長の経営能力を
測ることができると考えています。
実際、毎年発表される倒産件数の
8割は小規模事業所です。
昨年はリーマンショックの年と
変わらない数の会社が倒産しました。
小さな会社の経営能力を高めることは
急務です。
しかし、短期間でどうこうできる
課題ではありません。
数日、英語を学んだ程度で、
日常生活で使えるのか?と同じです。
継続的に知識を得て、
実行しないと経営能力は
身につきません。
いかがでしょうか?
一度あなたの会社の
一人当りの粗利益額と
業界平均の一人当り粗利益額と
比べてみては?
今日は社員のビジネス基礎力テストと
社長の経営能力基礎テストについて
考えてみました。
さぁ今日はここまで。
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。