小さな会社は採用にも戦略が必要なのです。
先日、ある工務店の社長から
「社員を採用したいので相談にのって欲しい」
と連絡を頂きました。
そこでまず、現状の困り事を
ヒアリングしました。
社長は計画を書いたノートを広げて、
リフォーム事業を強化したいと
思っています。そこで今回は、建築士、
インテリアコーディネーターの
資格をもっていて、
現場経験のある人に来てもらいたい
と考えています。ハローワークに登録しましたが、
何の反響もありませんでした。
また、大手採用会社の紹介で
リクルートするにも、
うちみたいな小さな会社にとっては、
採用の費用負担が大きくて大変です。職場の環境や労働条件なども、
他社と比べて何か特別に
優れているところがあるわけでもなく
大きく差別化できることはありません。
何か良い方法はありませんか?
と言いました。
たしかに採用という観点でくらべると、
大手企業は、働く場所も利便性が良く、
働く時間もフレックス制を導入し
自由に選択できるシステムもあり、
給与や福利厚生も充実していて、
小さな会社と比べると
圧倒的な優位性があります。
しかし、やりようはあります。
小さな会社の採用は大手と
違う土俵で勝負するのです。
ランチェスター戦略は
万能の戦略といいます。
そこで、ランチェスター弱者必勝の
戦略を応用した「差別化採用戦略」を
独自開発しました。
小さな工務店で
この差別化採用戦略を活用したところ、
建築士でインテリアコーディネーターの
資格をもっており、現場経験のある人から
応募があり採用に成功しました。
想定していたスタッフを採用することに
見事成功したのです。
採用に費やしたコストも
コレまでと比べて劇的に減らすことができて
社長は満足していました。
最小限のコストで
理想のスタッフを採用できる。
小さな会社は採用にも
戦略が必要なのです。
また、この差別化採用戦略を、
製造業や飲食店などの様々な会社で
取り組んだところ想定以上の成果を
得ることができました。
ランチェスター弱者必勝の戦略は
採用戦略に活用できる!
あなたはどのような戦略で人材採用を
していますか?
つづく・・。
この記事を書いた人

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
1300社以上の指導実績をもつ。「下請け脱却戦略」をはじめ多彩なテーマで年間200回以上のセミナーを行っている。自ら主催する経営塾「あきない実践道場」には全国から経営者が集い、多くの成功事例を生み出している。
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