接客業で働きたいけれど、日曜日は休みたいというニーズ
スタッフ全員が子育てママの写真館 フォトスタジオ「スイート」
10月5日あきない特訓道場大阪のメンバーで
フォトスタジオ『Sweet』を視察させていただきました。
那覇空港から車で90分の沖縄県うるま市で、
青空の広がるとても静かな環境の中にスタジオはあります。
同店フォトスタジオ『Sweet』で働くスタッフは
みんな子育てママで、カメラマンも含め全員女性です。
ですからイヤイヤ期の子どもや感情が高まっている子ども
への対応がとても上手で人気です。
視察の最初に代表の上地広喜さんは
「働く人の幸せを実現するには、人が輝き
やり甲斐をもって働ける職場づくりが大事です。
またそれ以上に利益を出せる仕組みをつくるのは
社長の大事な仕事です」と経営に対する考えを
話してくれました。
まさに
社長の仕事は「人の幸せづくりとお客づくり」です。
当店の営業時間は午前10時~午後5時までです。
月曜・日曜日はお休みで、GWの連休やお盆も休み。
受付は1日5組までと限定されています。
子どものお迎えや休日の旅行など家族の時間を
最優先した勤務体制になっています。
接客業で日曜日は休めない会社が多い中、
同店は少数派です。
働くスタイルニーズの細分化です。
接客業で働きたい子育てママには、働きやすい環境で
紹介や応募してくる人が少なくないといいます。
人気はそれだけではなく、仕事への働きがいも
大きく影響を与えていると感じました。
同店は、商品やサービスメニューは
スタッフが自分たちで、考え決めています。
まさに顧客にもっとも近い客層がスタッフ
自身なのですから
とても良い方法だと思いました。
自分たちで考えたサービスがさまざまな試すことが
できることはやりがいにつながると考えられます。
「仕事を任せてもらっているので、働きがいがある」という
スタッフの笑顔は職場の雰囲気や接客対応で
相乗効果をもたらしていると感じました。
ただし、なんでも提案すれば
良いわけではありません。
弱者の経営原則に基づき、
上地社長が意思決定しており、
他店との差別化戦略を徹底しています。
しかし働く時間が短くて、繁忙期に休み。
それで利益を出すことができるのか?
その質問にスタッフの方が答えてくれました。
当店の強みは、専属の女性カメラマンに加え、
・スタッフ全員が子育てママです。
・撮影用のレンタル衣装は子どもだけに限らず、
お母さんのマタニティー衣装も豊富に揃えていることも強みです。・隣接する美容室(グループ企業)で
プロにヘアメイクしてもらえることは
他店との差別化になると考えています。。・特に、1組あたりの接客対応の時間が長いことが
お客さまへの満足度を高めていると思っています。他店の場合、着付けする人とカメラを撮る人が別々で、
お客さまの着付けしている間に、他のお客さまを撮影し、
分業で効率良く作業を進めているのが現状です。当店では、子どもがぐずったり、衣装に迷ったりしたら
一緒に悩んだり、お客さまご家族の時間を何より
優先していることが選ばれる理由であると思います。家族の幸せな時間を一緒につくることが
私達の仕事なんです。
つぎに、社長は商品メニューは他社と比べて
若干高めの設定ですが、「家族での時間を
大切にしたい」と考えている顧客からの
評判は良くリピート率が高いといいます。
お客さまの数を限定して、
品質の高いサービスを行うなう。
お客さまに徹底したサービスで
喜んでいただき、リピートや紹介が
増えている。
沖縄県外の顧客も口コミで増えているようです。
さぁ今日はここまで!
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
影響を与えることがあるのであれば
これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。
最後に、
「小さな会社☆採用のルール」出版記念セミナーの
開講スケジュールが決まりました。
11月15日 東京/ 12月11日 大阪/ 12月18日 名古屋
ご興味のある方は是非この機会にご参加ください。
読者のあなたと出会えることを楽しみにしています。
この記事を書いた人

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1962年 大阪生まれ。1位づくり戦略コンサルタント。
1300社以上の指導実績をもつ。「下請け脱却戦略」をはじめ多彩なテーマで年間200回以上のセミナーを行っている。自ら主催する経営塾「あきない実践道場」には全国から経営者が集い、多くの成功事例を生み出している。
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