今日のテーマは「無名候補者の差別化戦略」です。
こんにちは!
1位づくり戦略コンサルタント
佐藤元相です。
先日、出張先の松本駅でタスキを掛けた男性が、
のぼりを手に持ちタクシー乗り場の前で、
何やらおおきな声で挨拶をしていました。
「統一地方選挙の活動が始まったのか」と
すぐに想いました。
彼が手にしていたのぼりには
「私は日本一背の高い地方議員です」と
遠目にも分かるほど大きな文字で書いてありました。
近づいていくとタスキに
「本人 30歳」と書いてありました。
私は彼の立っているところへ歩いていき、
「大きいね。いくつあるの?」と声を掛けました。
「196㎝ですっ」と彼は笑顔でいいました。
「確かに大きいね。ところでどんな活動をしているのですか?」
私はしばらく彼の取り組みについて話を聞いていました。
そのとき「ふと」想いました。
普通、候補者は
「おはようございます!○○公認の○○です」と
大きな声で名前を覚えてもらうため、
自分を知ってもらうため、挨拶をするものです。
のぼりやタスキに本人の名前を書いて
宣伝攻勢をかけます。
しかし熱心に売り込めば売り込むほど、
人は相手に関心を示さなくなっていくものです。
彼のやり方はそれとは対照的だと感じました。
名前が知れてない候補者の差別化戦略
まず、相手に自分の話しを聴いてもらうには、
相手から興味を持ってもらわなければなりません。
彼の持っていた「日本一背の高い地方議員です」と
書いたのぼりは他の候補者との差別化となり、
相手から興味を引くためのきっかけづくりだと
思いました。
気軽に話しかけやすく感じるし、
ツッコミたくもなる。
じっさいに私もそうでした。
距離感がぐっと近くなりました。
背が高いこと。
30歳で若いこと。
ご自分の持っている
他との違いをしっかり伝えていると想いました。
無名な候補者は、
自分の強みを細分化し集中する!
これが弱者の差別化戦略だ。
*写真はご本人の承諾を得て掲載しています。
さぁ今日はここまで。
私の経験や知識、考えが、
あなたの人生に少しでも
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これほど嬉しいことはありません。
本日も、お付き合いくださり
ありがとうございます。